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ニュース 2007年08月

07年8月30日(木)

教育研究所が再生会議を分析研究所 教育研究

8月29日、教育会館で宇城久教育研究所主催の教育講座が開かれました。
内容は、研究所所長の仲野治雄氏が「どう見る?どうなる?どうする?教育再生会議」と題して問題提起、それを受けて自由討論をしました。
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討論では、次のような意見が出ました。
・親子、教師の交流をもっとしていった方がいい。
・京都市では先取りがされていて、成績に応じた予算配分もすでにされている。
・経済人は発達心理や集団の中で育つという教育の原理を知らず、競争原理と管理統制しか言わない。
・前回の学テと違う点は、(1)前回は知識詰め込みだったが、今回は応用・発展。しかし、どうすればその力が付くのかという研究成果もないまま、ただ成績を上げることが求められる。(2)受験産業が問題作成、採点、資料整理までを請け負っている。
 また、今の教育改革の手本になっているイギリスでは、学テに対する批判が高まり、見直しが始まっているという指摘がされました。
 高校の先生からは定期テスト直前の対策的な学習に陥っており、本当の学力とは何なのかという疑問が投げかけられました。
 自分自身が以前の学テを経験した退職教員からは、かつては知識理解の習得がエリートコースへの近道だったが、今はそうではない。教師がもっと遠慮せず、父母と話をし、一緒に学校をつくっていく姿勢が大事だという指摘がありました。
☆質問の中で出ていた「附帯決議」はここ→「附帯決議(衆・参)」

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07年8月29日(水)

職場に学校づくりの教育論議を!教育研究

07年度 宇治久世 夏の教研 基調 07/8/25

 教育課程は各教室で実践される … 
      職場に学校づくりの教育論議を!
  宇治久世教組・教文部長 東 辰也

◇ 仲間を広げ、教育現場の視界を開くために、原点に立ち返った議論を
 子どもたちのしんどさや様々な忙しさの中でたいへんな思いをしている教職員がたくさんいます。しかし、そのたいへんさは、どんな学校(職場)にするか、どんな教育をするか、という「学校づくり(職場作り)」の議論と職場の共通認識(意思統一)、そしてその具体的な実践なしには乗り越えられません。その先頭や中心に立って、私たち教職員組合がどんな働きをするのかが、今問われています。その姿が父母や職場のみんなに見えたとき、仲間も広がり、教育現場の視界も開けてくるのではないでしょうか。
 さて、そのような中で教文の分野でぜひ議論を深めてもらいたいと日頃願っていることを3点あげました。各職場やそれぞれの方の現状に合わせて受け止めていただき、秋の教研の議論につなげてくださることを望みます。

◇ その1 子どもを中心にした 学校づくり・授業を考えよう
 06年の教育基本法「改正」のもとで中教審・教育課程部会「審議会報告」(06年2月)に基づき新学習指導要領が作成されつつあります。そして、「各校」では学習指導要領に基づいて教育課程が編成されます。… しかし、実際はどうでしょうか。学校みんなで教育課程づくりをしている実感があるでしょうか。また、教科書どおりの学習と市販のドリル練習、市販テストによる評価に頼らざるを得ない実態が広がっている中で、各教室ではどんな授業がされているのでしょうか。
 柴田義松氏(東大)は「子どもと教師でつくる教育課程試案(日本標準)07/8発行」の中で、学校の教育課程に次の3つのレベルをあげています。

(1)国家的レベルの政治的・経済的・社会的要求(国ないし地域レベル)
(2)学校で教職員の合議により編成される教育課程(学校レベル)
(3)個々の教師が計画し、実施する教育課程(教室レベル)

 教育行政がいろいろおろしてきても私たち自身がどのような実践をするのか、そこが問われているのは今も昔も同じではないでしょうか。今ある条件(もちろん、その条件を変えようとする教育運動も大切ですが)の中でもできることを探る熱意と、したたかさを持ちたいものです。


◇ その2 学力を考えよう
 全国一斉学力テストは「国語と算数の学力の一部」を測りました。しかし、学力は国語や算数/数学、それもその中のごく一部の力に限定されるものではありません。国語と算数にしぼった繰り返し練習や学力テスト練習などはどう考えればいいのでしょうか。また、日々の授業で何を学ぶのかなど、もう一度見直してみる必要はないでしょうか。
 さらに、少人数授業や習熟度別授業の是非の議論も終わったわけではありません。職場に若い人が増えてきていることも考えると「出口が決まっているから」と議論を避けるべきではないでしょう。

※梅原利夫氏(和光大)があげる「学力」の内容 「前掲書第2節」より
 (1)学びを求める力 … 学びへの意欲
 (2)学んでいく力 … 学びのプロセス
       <わかる(理解)-できる(習熟)-使える力(応用)>
 (3)学び合う力 … 学びのコミュニケーション<協力共同の学習>
 (4)学び取った力 … 学びで獲得・定着した力
 (5)次の学びにつなげる力 … 学びの応用

◇ その3 評価を考えよう

 教育行政から指導要録に準じて通知票の形式統一の強制があります。一番の問題点は「観点別評価の導入」ではなかったでしょうか。「関心意欲態度」の評価を含めて観点別評価はほんとうに可能かという議論の決着は見られていません。
 そもそも通知票に関しての規定はなにもありません。しかし、学校ごとに創意工夫した通知票作成ができない実態があります。(体裁については融通もきいてきましたが)そんな中で、観点別評価が浸透し、無批判に実施されている実態がないでしょうか。また、評価作業は業者作成の市販テストの点数振り分けというのが広く行われている実態をどう見ればいいのでしょうか。これら「学力と評価」の議論をタブー視してはならないと思います。
 なお、文科省の中教審・教育課程部会等でも、「現行の観点別評価は、それぞれの観点の関係が分かちがたく、個々の観点ごとに評価することが困難」という意見が出ています。私は学校現場での議論のときに、管理職も含めて「本当に信念を持ってそう思っている」のか、「しょうがなく理由をつけて主張しているだけ」なのか、あいまいなことが多いように感じます。「物言わぬ教育現場」にならないようにしたいものです。

 この夏の教研で実践的な学習を深めると同時に、これらの課題についても考える機会となれば幸いです。


※新指導要領情報
 10月ごろに中教審の報告?
 来年2月ごろに新指導要領告示か?
 時間数は? 総合は? 学習内容は?

※市販テストの観点について
受験勉強や試験勉強では、基本問題や応用問題、過去の問題や類題、または、予想問題の「練習」を大量にすることで短時間に素早く解答する訓練をします。もし、できない場合は問題練習の不足といわれるでしょう。
問題練習それ自体を否定する人はいません。
 さて、次の問題を解けるようにするにはどんな学習をすればいいでしょう。
問題(1) 単位量あたりの大きさの考えを使ってくらべてみよう! 
 速いのはどっちかな?
  ア)50mを8秒で走る イ)60mを10秒で走る 
問題(2) 750mを3分間で進む自転車の分速を求めましょう。
問題(3) 次の速さを求めましょう。
  3000mを5分間で進んだ自動車の分速 
問題(4) 270㎞を3時間で走る特急列車の時速は、何㎞ですか。
 これらの問題は、「速度=距離÷時間」という「知識」を記憶して、繰り返し練習によって解答の「技能」を身に付ければ解けるようになります。
 この「学力」はいったいなんでしょうか。その結果はどのように評価されるべきでしょうか。仮に算数の観点別評価の4観点に照らせばどんな観点の評価になるのでしょうか。
 じつは、この4つの問題はそれぞれちがった業者の市販テストのものです。指定された評価の観点は次のようにすべて異なっています。このことを子どもや親に納得できる説明ができるでしょうか。私たちはこの矛盾を無批判に受け入れてしまってはいけないと思います。
問題(1) 明治図書-関心・意欲・態度
問題(2) 正進社-表現・処理
問題(3) 光文書院-知識・理解
問題(4) 教育同人-数学的な考え方
おかしいことを「おかしい」と言えるのが教職員組合です!
知恵を集め、力を集め、子どもを中心にして、
仲間と共に父母共同の学校つくりを進めよう!

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07年8月29日(水)

今年も教研に来てよかった!!―分科会報告4教育研究

25日に開かれた「07宇治久世夏の教研」の分科会の様子をお知らせします。
今回紹介するのは以下の4つ。

  総合的な学習の時間分科会
  障害児教育分科会
  健康教育分科会
  学校事務分科会

総合的な学習の時間分科会

講師:向清志氏(古川小) テーマ:コミュニケーション能力をどうつけるか?(演劇指導を通して)  会場:宇城久教育会館3F会議室

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感想

・動きやコミュニケーションを伴いながらの活動は気持ちがほぐれ楽しくなれるのがよく分かりました。初めての方ばかりでしたが、仲良くさせていただいたのも嬉しかったです。2学期、いろいろな場面で活用できそうです。自分のクラスの実態に合わせてアレンジを加えたりしながら、活用してみます。ありがとうございました。(宇・小)

・初対面の方ともいつの間にかコミュニケーションをとってしまう「ドラマでコミュニケーション」は何度体験しても楽しいです。ふれあうことの楽しさを子ども達にも味あわせてあげたいなーと思いました。ありがとうございました。(城・小)

・身体を使うコミュニケーションというのは、今まで授業に使うようなものではやったことがなかったので興味深かったです。五感を使って、しかもその場でドラマが生まれるというのは独特の楽しさがありますねぇ。(宇・小)

・人と人が気持ちよくつながりあえるってとても大切なことですね。初めて出会った人とも、その場の空気を共有して、目に見えない信頼感が生まれるのがとても好きです。(城・小)

・楽しかったです。あまり知らない人や、初めて出会った人とも、自然に触れあえるのがいいですね。相手の言葉や動きを感じながら、自分も動くといった呼吸のようなものを感じました。逆に、自分の動きや思いを感じてもらっているという感覚もありました。学級でもちょこっとできそうですね。(宇・小)

障害児教育分科会

講師:三上泉氏(船北教組・明俊小)  テーマ:課題のあること向き合う学級集団づくり  会場:宇治市産業会館会議室

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Q) ADHDの診断を受けてたことは担任を持つ前から分かっていたのか。知らなかったら対応は変わったか。
A)診断名が付こうが付くまいが、子どもの現実からスタート。あまり変わらなかったろう。
Q)Tくんに対して迷惑かからなければよしとしようという、初期段階の教室内の様子は?
A)子ども達の中にあきらめがあった。「やめて」とは男子は言ってた。机を蹴飛ばした時、その行動の原因を考えさせた。全生研行ってたとき、島田先生の実践に、理由付けをされていたので、その実践にならった。みんな、現実を見ようとしなかったので、見ようと言った。
Q)これは、待ったろ、言うたら聞くやろ、という見極め、障害を踏まえた特性に関するフォローをどのようにしたか。
A)「みんなならこうできるやろ、でも彼はできない、できないかも知れないと思ったら暴れてしまうねん」など、この子の障害を理解しようだけでなく、みんなと対等にできる方策を考えようと話していった。親御さんも理解できなかった。しかし、親たちが教師に元気づけようと、学習会など持ってくれた。
Q)学習会を持つときの該当の親の抵抗は?
A)年度当初にしっかり受け止めて、共感してあげていた。しんどいことは一緒に荷を分かち合いましょう。他の人にも持ってもらおう、医学的なことは医者に持ってもらおう。→月1回かかわってもらえた。みんなとネットワーク作ろう。みんなに理解してもらうし、ADHDのことやお母さんの苦労についても話すよ。でも無理して来なくてもいいよ、と言ったら来てくれた。
Q)特支級の子たちへの取組内容、エピソード
A)2人とも男の子。1人は活発な子。たくさん自信をつけられる場面があった。
Q)周囲の子ども達の変化の様子は?
A)子ども達の関わり。他の子には見えない部分を持った。子ども達は、「自分たちも責任がある」という思いは少しはある。けれど、これだけやられてたんやからと正当化していた。
Q)トラブル発生時の授業の進め方はどうされたか?授業成立するには?
A)飛び出したら携帯で連絡。他の子らにも了解してもらった。○○だけずるいなあ、と言って乗る子はいなかった。中学年のとき、厳しい担任が教えたからだったろう。何か言う子が出てくれた方が、指導しやすかった。
Q)切り離して子どもを見るということは分からない。
A)個別に見て実態を明らかにすることは大切だが、集団から切り離してはいけない。
Q)集団が大切だからと通常学級の中で指導することにこだわる嫌いはないだろうか。

障級集団の大切さを打って出ることが大切だ。
・特支教育の光と陰。越野先生の話から。
 光/今まで埋もれていた発達障害の子らの支援体制ができた。
 陰/教基法、三法改悪
  個ばかりでなく集団づくりが求められる。
Q)集団をつくる時、班長指導を大切にされている。集団づくりにどのように影響したか。
A)はじめはくじ引きもした。キーパーソンが班長になるように仕組んだりもした。班長会議は何でも言い合う。本音で語る。ただし、秘密を絶対守る。班長には責任を取らせ、権限を持たせた。きれい事ではいかない。

感想

・発達課題があっても、どの子も、集団の中で育つという、三上先生の実践は、精神的にも肉体的にもきつかったこともわかり、胸を突かれました。でも、今、改めて子ども達が子どもの中で育つ様子に頭が下がりました。真似はできないですが。通常学級の先生たちにたくさん聞いてほしい実践でした。(宇・小)

・とてもていねいなレポートに感動しました。個に焦点を当てるだけでなく、個と個のつながり、学級集団づくりに目を向けていくことも特別支援教育なのだと思いました。参加してよかったです。(宇・小)

・「課題のある子と向き合う」ことと「クラス集団の中で、子どもの中で育つ」ことを一体化した実践。特別支援の子どもの支援はこうなのだ…と思わされました。特別支援とはその子の特徴や課題をしっかりとらえ明らかにすることであり、特別視することではないはずですので、三上先生の地域の支援はどうなのか、心配です。(宇・小)

・個別の支援計画等、個に視点を当てることが主流だが、やはり三上先生の実践のように、集団の中での指導が大切だ。課題のある子らが社会にうまくとけ込んでいくようにするには、当たり前のように集団が大切だ。(宇・小)

・課題のある子どもと向き合う学級集団づくりの大切さを改めて感じたレポートで、とても勉強になり、ありがとうございました。子ども同士の関係性の中で子どもは育つというのが印象的で、仲間とともに成長していく過程を大切に取り組んでいきたいと思いました。(宇・小)

・タイトル「課題のある子どもと向き合う学級集団づくり」にあるように子ども同士が対等・平等にぶつかり合って、「みんなが違っても、みんな育つ、みんなで育つ」という確信が三上先生から熱く語られ、とても勉強になりました。午前でもそう思いましたが、「子どものことを熱く語る人」に接すると、元気が沸々と湧いてくる…そんな一日になりました。今年も教研に来てよかった!!と思いました。(宇・小)

・先生の体を張った実践、とても真似できないですが、とても勉強になりました。課題を持った子にまわりの子が少しでも本音で向かい合う、そんな集団が作りたい、2学期の展望がなかなか持てなかった中、お話が聞けてよかったです。(?・小)

・課題のある子どもと向き合う学級集団。親の思いの受け止め、大切なこと、人間の幅の広さを教えていただき、ありがとうございました。(城・小)

・ただただすごいなぁーと感動でした。レポートの中にはまだまだ収まらない先生の細やかな方針や仕組みがもっともっとたくさんあっただろうと思います。親との共同のお話もぜひお聞きしたいと思いました。(宇・小)

・『子どもは子どもの中で育つ』という集団づくりの観点をどんなときでも忘れたらあかんなと改めて思いました。それが学校の仕事だなと思います。(宇・小)

健康教育分科会

講師:西村育子氏(アートセラピスト)  テーマ:保健室でできるアートセラピー  会場:宇治市産業会館茶室

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・講師紹介
・自己紹介
  見えない傷に手当てを求める、苦手教科に来る子、パニックを収めに来る子etc.
  体の訴えなく「勉強イヤ」と毎日来る子(中学生)
・発達障害や不器用さを感じてストレスを抱えている子たちに…
  うまい、へたを気にする子にはじめから創造性を求めると動けないので、市販の粘土、型抜きなどを使うと気軽に取り組めるという利点がある。マーブリングも偶然にできるもので楽しめる。コラージュもうまいへたがわかりにくい。
  自然のものを使うといい味のものができて嬉しくなる。
ビーズ、モール、おはじきなども使うと広がりもある。
・大切なことは
  自分を出しにくい子にはまずこちらが作って安心させてやる。見ていることも参加している、と見てやる。負担なくできるること。
  「水」を使うことは感情を流してくれ、癒し効果をもたらす。分析的になると子どもも逃げ腰になるので、やりっ放しでもよい。子どもの世界に一緒に入っていくことが大切。
  うまい、へたの基準を作らない。遊ぶ力を取り戻してやる。
  一人で夢中になれること、楽しめる能力をつけてやることも大切。
  人との関わりが難しい子ほど、自分の世界を守られ味わえることができて初めて他者と関われる力を作っていく。

・実習1 コラージュ まずは自分が楽しむ
 (1)雑誌から写真、絵を切り抜く、貼る。(2)題名をつける。(3)書き加える。(4)感想を言う。
  1人でも(1対1)、みんなでもやれる。雑誌を切り抜くというタブーを破る?
・実習2 コラージュでメッセージカードを作る
 シール、リボンも使って
 関係性を作るときには相手に送るのもよい
「遊ぶこと」は主体的にできること。自分を見失っている子に遊ばせることで、自信にもなる。
日本の文化は恥の文化で、ある程度できないと「できる」と言えないところはあるが、できることより「楽しむ」ことを優先させてみることも大切。

感想

・はさみでチョキチョキ、無心に取り組めて楽しめました。保健室に来た子ども達とも一緒にできればいいなと思いました。(城・中)

・場違いと思いつつも、「保健室でできるアートセラピー」に参加しました。アートセラピーのコラージュ体験を学校(相談室)でもやってみようと思います。癒されました。(宇・小)

・いろいろ、楽しかったです。参考になることいっぱい教えていただきました。ありがとう!!(宇・小)

学校事務分科会

講師:新谷剛氏(京教組)  テーマ:昇任昇格制度について  会場:宇城久教育会館2F会議室

1.07勧告の学習
 ・初任給中心に0.35%(1352円)引き上げ
 ・子の扶養手当 6000円→6500円
 ・勤勉手当 0.05月アップ
 ・1998年以来9年ぶりのプラス勧告
 ☆教員の給与は来年度以降、大幅な変更の見通し←教員給料表が細分化される
給与構造改革(05人勧)
 ・賃金水準の大幅な引き下げ(京都府5.8%引き下げ)
 ・地域手当の新設
 ・昇給制度の変更(特別昇給の廃止、査定昇給の導入)
 ・細分化された給料表
 
2.事務職員にかかわる昇任・昇格
 ・民間等の前歴は通算されないのか?
 ・育休等の期間の回復はないのか?

 未組合員を含めて5名の参加でしたが、分かり易く説明していただき、実り多い分科会でした。

感想

・たくさんの資料を用意していただいて、ていねいに説明していただけたので、よく分かりました。(宇・中)

・給与制度、構造改革について、改めて学習をすることができたので良かった。(宇・中)

・07年人勧の概要についての説明。資料がたくさんあり、分かりやすかった。(経験年齢の浅いものにとって良い勧告でもあり、興味深かった。)(久・小)

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07年8月29日(水)

目から鱗!―分科会報告3教育研究

25日に開かれた「07宇治久世夏の教研」の分科会の様子をお知らせします。
今回紹介するのは以下の3つ。

  小学校4年分科会(算数)
  小学校5年分科会(体育)
  小学校6年分科会(社会)

小学校4年分科会

講師:東辰也氏(伊勢田小)  テーマ:2学期はこれでバッチリ!「面積」と「わり算」の学習  会場:宇治市産業会館第2会議室

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「面積」「わり算」の学習をどう進めるか
 ・教科書や指導書について
 ・時間数
※「東辰也」ホームページにだいたいのことはアップされている。

「面積」
 ・教科書について
 ・以下、レポートにもとづいて、話を進める。
☆面積の「公式」の考え方について
☆単位の換算

「わり算」
☆空位のあるわり算…出てこない
5年生で「少数のわり算」

☆かけ算でも同様のことがある。

感想

・面積とわり算の指導を詳しく教えてもらいました。人数が少ないので、話しやすくてよかったです。(宇・小)

・「面積」のこと「わり算」のこと、教科書自身の前進点や不十分さなども含めて、ていねいに教えてもらえてよかったです。2学期から、早速、いかしていけそうです。(城・小)

・ありがとうございました。わり算の学習、5年でなかなか仮商を立てられない子がいるので、4年の時仮商の立て方をていねいにすることが大事ですね。操作を入れながらていねいに教えていきたいと思います。(城・小)

・たくさん秋から使える資料がいただけてうれしいです。忙しくなると、もう考えずに教科書を教えてしまい、教えてから後悔することが多いです。学ぶ楽しさ、分かる筋道を大切にした授業をちゃんとしないといけないと改めて思いました。(宇・小)

・教える内容に関して、教科書をベースに付け足すところは付け足して教えるということをしておられ、勉強になりました。(いつも内容を深く考えずにやっているので。)面積、わり算の学習、子どもに作業させるなど、ていねいな流れを教えていただき、2学期から、使わせていただきます。ありがとうございました。(宇・小)

小学校5年分科会(体育)

講師:福川斉氏(平盛小)  テーマ:誰でもうまくなるボール運動!~フラッグフットボール~  会場:西宇治体育館コミュニティー・アリーナ

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感想

・フラッグフットがやっと分かりました。作戦が楽しいので、子どもたちも楽しくできそうです。ありがとうございました。(城・小)

・少ない人数でしたが、フラッグのおもしろさが分かりました。秋のクラス実践の中でやってみたいと思います。(城・小)

・フラッグフットボールは、全く知らなかったので、とても勉強になりました。グループで作戦を考える場合に、1つ1つのプレーで考えることができるので、作戦を立てるのに慣れていない子でも考えやすいゲームだと思いました。ありがとうございました。(宇・小)

・フラッグフットはできない子にとって、ほんまに楽しめる学校教材です。広めていきたいです。皆さん、来年もこの分科会があったらたくさん来て下さい。(宇・小)
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小学校6年分科会

講師:池添廣志氏(寺田西小)  テーマ:江戸時代をどう教えるか?  会場:生涯学習センター第1会議室

・予習…言葉調べ…様々なパターン
・その時代時代はどんな時代であったのかを大まかにつかませるという歴史授業のために組み立てられたものであった。
・まとめを書かせることで様々な力が付いてくる。学年でも何回も授業参観してもらったり、ノートを見せたりして、授業を進めてきた。
・「池添ノート」をどのように活用するのかよくわかったのでよかった。 

感想

・歴史の学習は自分も好きでしたが、うまく教えられず勉強になるはずと参加しましたが、目から鱗!こんな風にすれば子ども達も楽しいし、身につくなあと教えて頂きました。時間数や子ども達の実感からそのままはできませんが、是非利用させてもらいたいと思います。ありがとうございました。(宇・小)

・池添先生の実践を噂では聞いていましたが、さすがにすごく楽しかったです。できれば授業も見せて頂けるとイメージがさらに湧いたのですが…。生指上の困難もある中でこうした実践でよく勝負されたなあと感心しました。(城・小)

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07年8月28日(火)

2学期からすぐに役に立ちそうです―分科会報告2教育研究

25日に開かれた07宇治久世夏の教研の分科会の様子をお知らせします。
今回紹介するのは以下の3つ。
 小学校1年分科会(生活科)
 小学校2年分科会(図工)
 小学校3年分科会(理科)

小学校1年分科会(生活科)

講師:片岡真治氏(富野小)  テーマ:2学期からの楽しい生活科を創造しよう!~草木染め、おもちゃ作りなどを楽しみましょう~  会場:南宇治コミセン創作室

1.くるくるシャボン玉
 ホログラムを3~5㎜に切る→8本 チューブみたいなのもいる

2.2学期からの生活科を楽しむ
 あらかしの実で草木染め
 玉葱の皮

3.ブンブンごま
 穴を開けて、糸を通すのが難しくないのか?

4.ペットボトルとストローの鳴き真似

5.フィルムケースのオカリナ

6.さいころ(たためる)作り

7.立体パズル「ピラミッド」

これから育てるのは、秋大根がいい。

生活科で使える、遊びのものを作る実技を中心に話を聞き、作って遊びました。
又、全国教研のレポートも報告してもらいました。

感想

・2学期すぐに実践できる手作りおもちゃを教えていただいて大変参考になりました。私自身も作っていておもしろく楽しめました。ありがとうございました。(宇・小)

・具体的な教材をいっぱい教えてもらえて2学期からすぐに役に立ちそうです。(宇・小)

・生活科のいろいろな物作りをたくさん教えていただきました。材料や道具を全部用意していただき、とてもいい作品ができました。すぐに役立ちそうでとても嬉しかったです。感謝!!積み上げられた実践に感激しました。ありがとうございました。(宇・小)

小学校2年分科会(図工)

講師:向啓子氏(御蔵山小)  テーマ:楽しい図工の授業~みんなで作ってみよう!~  会場:宇治市生涯学習センター創作室

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実技研

感想

・アルミ虫、コマづくり、さっそく2学期の教材に使えそうです。新しいことを学ぶことは大切だと痛感しました。(宇・小)

・実技で、すぐに作れそうな工作を紹介してもらったことも、子どもの作品(味のある素敵な作品ばかりでした)を見せてもらいながらの話、それに各校の2年生の様子を聞いたことも、どれもとてもよかったです。2学期にがんばるエネルギーになりました。(宇・小)

・今までいい絵を描かせようと思いすぎて、子どもに「もっとこうしたら」という風に言ったり、「これでいい?」と聞かれた時に「うーん」という反応をしたりして子どもが自由にかけていなかったように思った。その子の見方、描き方を大切にすることをもっとしていきたいと思う。(宇・小)

・向先生の基本的な視点や、技術指導はしっかり、きっちり行い、それらを基に、自由な発想で、創意の利いた活動を行わせるというのは、のびのびと人を育てるという点でも共感を持てるものでした。wonderful! 諸準備ありがとうございました。(城・小)

・少なくなった図工の時間、子どもに何をどう提示しようか、考えることが多くなりました。今日、アルミ虫やコマを教えてもらって楽しい時間が過ごせました。また和紙や習字小筆を使っての柔らかい絵を見せてもらって、私ももっと工夫しないといけないと反省しました。ありがとうございました。(城・宇)

・今日はありがとうございました。子ども達の描きたい気持ち、やってみたい気持ちをふくらましてふくらましてからやりたい!となった時に描くことが大切。部分を見さすていねいな指導の大切さなど、教えていただきました。(宇・小)

小学校3年分科会(理科)

講師:山口誠氏(岡屋小)  テーマ:電気と磁石  会場:宇治市生涯学習センター第2会議室

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感想

・楽しく学習できる教具や実践を教えていただいてとても参考になりました。3学期に使わせてもらいます。宝ができてうれしいです。ありがとうございました。(宇・小)

・山口先生のアイデアの豊かさに感心することしきりでした。子ども達を理科好きにするには、やっぱりこういう楽しさが大切ですね。100均にも通ってみます。(宇・小)

・山口先生の理科の教材に対する好奇心にまず何よりも感動しました。教師の情熱・思いがきっと子ども達に伝わると思います。楽しい教材を紹介していただき、2~3学期が楽しみです。ありがとうございました。(宇・小)

・すぐに授業で使える内容で、ありがたいと思いました。おみやげもありがとうございました。今日学んだことを授業で生かしていきたいと思います。(城・小)

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07年8月28日(火)

藤原節に感激!!!―分科会報告1教育研究

25日に開かれた「07宇治久世夏の教研」の分科会の様子をお知らせします。
今回紹介するのは以下の2つ。

  中学校特別分科会
  小学校特別分科会

中学校特別分科会
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講師:藤原利昭氏(奥丹教組・宇川中)  テーマ:楽しくやろうよ、中学生~中学教師の生き甲斐・やり甲斐~  会場:宇治市産業会館第2研修室

藤原先生の講演(約1時間半)
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(量から質へ グラフで説明)努力をしても伸びない時期がある。有効な手だてを打たないとどんどん悪い段階へいく(忘れ物→私語→立ち歩き)
力の支配=序列
個人の問題ですますとどんどんやられていく。集団指導が大切。
はじめに1人の教師が乗り越えられたときに教師が集団で指導に当たる。
集団の中のマイナスの部分を押さえるだけではだめ。プラスの部分の力をどうつけるか。
学期ごとに目標→実践→総括
学級開き 生徒の名前をあらかじめ覚えて
学力保障は三者共通の要求―運動として発展する可能性がある
相互に認め合う雰囲気、学ぶトーンを作る→学級集団づくり
しつけ、学ぶ環境作りを親に協力してもらう

子どもたちが相互に学び合う「分かりたい」→思っている間は荒れない
自分の将来の可能性を信じる
1年生の取組紹介
アンケート―結果を返せる(オープンにできる)―繰り返しやりとり
学力をどうとらえるか(40回シリーズ)→CFAの取組(夏休みから)
提起するときにはすでに先進でやっている子を作っておく
困難な生徒にあらかじめ勧め、感想を書いてもらう
テストに向けて学習運動―実行委員会を組織
毎日の前進点をすぐ返すことが大事
なぜ勉強するのか 子どもの紙上討論→親にも書いてもらう→教師からも提起
自分が考え、深めていくことが大事
学力問題に取り組む中で暴力克服できる集団づくりを相互に
諸々の活動を集約する学級通信
知って知らせて組織する。今までの最高は年間に501号
載せていいよ、という関係をどう作るか。子どもとつながる、子ども同士がつながる

討論

・ゼロ・トレランス等、「やりきる」指導について
昔にもどりつつあるのではないか。揺れる思春期…幅を見てやる。すぐやめさせるのは無理。「どこで一致できるんや」と迫る。
・学習集団の魅力
競争主義に対する共同、習熟度別学習が一気にやられて学習集団が崩壊してしまった。
・小学校の荒れ
教師の対応が後手に。学ぶことを中心に、子ども達の思いを聞いてやる、かまってほしくていらんことをする子ども。学校は嫌いではないが、勉強が長続きしない子ども。どうすれば…。
子どもも頑張っている、それを乗り越えるのはしんどいけど、負けずに頑張ろう。
誰かが腹を決めて率先してやって、初めてみんなは付いてくる。
一番要求を持っている子、矛盾を抱えている子がリーダーになれる。その子を周りから援助する。
・女の先生の頑張り時だと思う。

感想

・スーパーマンの実践だと思いながら聞き、自分もスーパーマンになれるよと呼びかけるように藤原先生の話が聴き取れてきた。何と不思議な話であり、講座でした。(宇・中)

・現場のしんどさから、この分科会に来ましたが、学習を基盤にした運動、核になるものが腹をくくること等々たくさんのことを学ばせてもらいました。(城・小)

・学習が共同の場で形成されることの大切さを感じた。現在の多元的競争主義の時代だからこそ大切な要素を学べた。今日のレポートの他に、子ども達の意見表明権を保障するような他の通路を校内外でどのように構築されているのか教えてほしいです。(宇・中)

・丹後にいた時に1度、お話を伺わせてもらいました。懐かしく、またあの時と同じように感激して話を聞きました。あの時にお聞きした質と量の話はクラスであれ以来、使わせてもらっています。藤原節に感激!!!(宇・中)

・藤原先生のお話を聞いて、子どもとのつながり、子どもと子どものつながりを作ることの大切さ、子どもを広く、多面的にとらえることの大切さ…等々たくさん学べた気がします!!(宇・中)

・「つなぐ」という言葉を柱に実践しているのは同じだけど、やれることをやってみようというチャレンジ精神がやはり大切だと思いました。(宇・中)

小学校特別分科会
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講師:笠井文範氏(平盛小)・西條昭男氏(京都綴り方の会)  テーマ:『綴り方教育』このすばらしき仕事~綴り方で学級を作る、子どもを育てるとは~  会場:宇治市生涯学習センター第2ホール

綴り方教育=作文教育の魅力を伝えようと開いた分科会です。

表現したいものがあるタイミングで書く←→伝達する力が強調された今の『書く力』
(技能を磨くための『書く』であっていいか)

1.数日前から題材集めの予告をする。
2.書いている最中は、一人一人の間をずっと回る。
 書くことに取り組める時は、集団が動けている時。(書くことで測れる集団)
3.読んだものをどうするか。
 子どもは読んでもらえたという実感が嬉しいのだ。また決して赤ペンがなくてもよい。書けた時に本人の前で読んでやるのもよい。

身近な友達のこと、特に知らない面を知る楽しみ。

荒れた学級に新しい風を吹き込む。
(当時、初日全員をフルネームで覚えることに躍起になっていた。)
荒れながら欲している子ども達の様子が初日からつかめた。

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07年8月27日(月)

夏の教研に200名教育研究

 25日、宇治市産業会館、宇治市生涯学習センター他で開かれた第34回宇治久世夏の教育研究集会。午前中の全体会、午後の分科会、それに夜の交流会に延べ約200名の教職員が参加しました。
あと1週間で2学期が始まるこの時期、優れた実践を参考にしながら、自分なりの教育実践を「イメージトレーニング」する絶好の機会になったのではないでしょうか。

(写真は「子どもとともに明日の扉をひらく実践を」と題して講演する西條昭男氏)

全体会の感想

・3日間の校内研の疲れがあり、体を休めたいという思いとたたかって参加したが、西條先生の話を聞けて、とてもよかった。何より、静かな語り口が心にす~っと入っていく感覚と話の中身では「受け止めてくれる他者の存在」という言葉が心に響いた。静か~に心の底の方で、勇気づけられた思いです。(宇・小)
・子どものつらさ、しんどさを見つめることが喜びを深く受け止めることになるのだという指摘が特に心に残りました。どんな子も親も教師も心に傷を負いながら健気に生きているということを胸に留めて実践していきたいと思います。(宇・中)
・自宅から自転車をこいで産業会館に来るまでの上り坂、「あっついなー。」汗がタラタラ、また体の汗疹がひどくなる…。でも西條先生のお話を聞いて、体の中にさわやかな風が吹き込んだようでした。西條先生のお話は6月の母親大会でも伺ったことも蘇り、そうそう職場の仲間と学んでいこうと、2学期に向けてのテンションを上げることができました。始業式までちょうど1週間、続けてあげていこうと思いました。(宇・小)
・子ども達に会っていない夏休みですが、又、2学期子ども達と出会いたいな、あんなことしてみようかなという気持ちになる講演でした。子ども達も大変な今の時代を生きていることを思いながら、少しでも子どもに寄り添っていくことが大切だと再認識した一時でした。(宇・小)
・西條先生ありがとうございました。子ども達が本音を言える、そんな教師になりたいと思いました。温かい先生のお人柄に触れられ、私も心が温まりました。大らかに子ども達を受け入れ、新しい風も吹かせながら、実践を続けたいです。(城・小)
・子どもの詩、作文を聞きながら、涙が止まらないまま、背負っている生活の重さ、きびしさに思いをはせ、心の動きをすばらしいことばにつむぐ感性にしびれてきました。しみじみ、しんみり、ほっこり、でも、じわりじわりと元気が出てきてよかったです。ありがとうございました。(宇・小)
・子どもの心の奥にあるつぶやきを書きたくなるような西條先生の人柄とその雰囲気が伝わってきました。ありがとうございました。(宇・小)
・自分の思っていることを先生の言葉に代えて、もう一度注いでもらいました。2学期、子ども達に会うのが楽しみになりました。(宇・小)
・この夏、「読解力を高める」研究会に参加しました。あまりに、力を高めることに重点が置かれていて、違和感を覚えました。読解力を高めることは否定はしませんが、子どもを丸ごととらえることの大切さを、改めて納得した講演でした。(宇・小)

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07年8月23日(木)

人勧学習会組合活動

070823.jpg 8月22日(水)、文化パルク城陽で「京教組人勧学習会」が開かれました。

 まず府職労書記長・福島功さんが講演(写真)

 今年の国の人事院勧告は月例給では8年ぶり、年収では9年ぶりのプラス勧告になりました。これは民間給与との格差を1,352円と査定してのことで、特に初任給で2,000円ほどのアップになっています。これはこの間の格差是正の闘い、春闘、そして参議院選挙での結果を反映したものであると見ることができますが、同時に、比較企業を昨年同様50人以上とし、能力・成果主義などいっそう差別的な賃金制度を推し進める内容となっています。

 続いて梶川京教組書記長が今後のたたかいを提起。

 教育職の場合は、国立大学の独立法人化に伴い、今年度は人事委員会が独自にモデル給与表をもとに改定作業をすることになるわけで、その動向を注視していく必要があります。学校教育法が改悪され、教育委員会の判断で副校長や主幹教諭、指導教諭という新たな職を置くことができるようになった今、教育の現場にふさわしくない「査定昇給」の導入を許さない取り組みを強める必要があります。

 各職場での学習と賃金署名の取り組みを広げていきましょう。

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07年8月23日(木)

夏の教研近づく!教育研究

25日(土)は宇治久世教組「夏の教研」が開催されます。(時間、場所等、詳しくは各分会に送付済みの要項を参照してください)

今年度は西條昭男氏(京都綴り方の会)が「子どもとともに明日の扉をひらく」〜学ぶことは希望〜と題して講演をしていただきます。全体会の講演だけでなく、午後からの国語科の分科会にもお世話になります。

クリックすると拡大画像が見られます

また、中学校分科会では奥丹教組の藤原利昭氏が楽しくやろうよ、中学生〜中学教師の生き甲斐・やり甲斐〜というテーマで報告をして下さいます。著書「黄金の林檎〜子どもたちが変わる時〜」(書店では手に入りません)の他、資料もたくさん用意していただいています。

教研に参加して、2学期以降の教育実践上のヒントをゲットしましょう!

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07年8月18日(土)

長崎に行ってきました10平和・憲法

 原水禁長崎世界大会に参加して

Aさん(自治労連) 長崎は2回目でした。国際フォーラムに参加しました。エジプト駐日大使が、「日本の皆さんの運動が私たちの助けになっている」旨の発言をされていて、自分の思いに確信が持てました。
Bさん(新婦人)「被爆・各被害の実相の普及、支援と連帯」分科会に参加しました。ソ連時代の核実験で、子供が掃除をしていて被曝したり、移住も許されないというようなことがあったことを知り、驚きました。「女性のつどい」でも感動し、これからも6・9行動などの運動を広げていきたいと思いました。
Cさん(新婦人)「止めよう戦争への道、守ろう憲法9条」分科会では、ベトナム戦争の帰還兵で自殺する数が戦死者を上回ったという報告を聞き、印象に残りました。中華街やグラバー園にも行けたし、今日は県立美術館にも行ってとても勉強になりました。
Eさん(民医連)昔参加したときと雰囲気が変わって、若い人が多かったですね。今朝は平和記念式典に行ってきたのですが、安倍さんが来てるというだけでやけに厳重なチェックを受けて嫌でした。長崎の人は優しく声をかけてくれてありがたかった。
Fさん(福保労)今年の4月から保育園に御世話になったところで、こういう大会があるのもそれまで知りませんでした。私なりに色々感じました。一番感じたのは平和が一番だということです。回りの人にも9条の大切さや、平和の大切さを伝えたいです。
Gさん(新婦人)平和部長としてきました。長崎は前に家族で来たことがありましたが、今回新鮮に感じました。女性のつどいで韓国人の被爆者の話が印象に残りました。また、青年の広場で講演をした被爆者の人が、高齢でつらいだろうに「話す場を作ってくれてありがという」と言ってくれて感動しました。
Hさん(京建労)青年のつどいに参加したら、10人一組で被爆体験を聞くということだった。いろいろな体験談を聞けてためになりました。地域に持ち帰ってどの様に伝えていったらいいだろうか。閉会式後、眼鏡橋に行って鯉や亀、子どもたちを見ながらアイスクリームを食べていたら涙が出てきた。
Iさん(京建労)長崎か、ええなあ、という軽い気持ちで参加しましたが、初日から、全国各地から集まった老若男女の熱気に圧倒され、目が覚める思いでした。不純な動機での初参加でしたが、原爆のことだけでなく、核実験やその他、初めて分かったことが色々ありました。若い人が、回りの若い人にお話をしてください、という話がわかりやすかったです。
Jさん(京建労)自分も初めて参加しましたが、若い人やご婦人など、熱気に満ちて自分の意見を言い、行動している姿を見て、自分は今まで何をしていたんかのと思いました。分科会は「止めよう戦争への道、守ろう憲法9条」に行きました。今まで何気なくやっていた署名でしたが、改めてその意味を考え直しました。
Kさん(自治労連)原爆資料館を見て、原爆の恐ろしさを実感し、黙祷の時に鳥肌が立ちました。来年はもっと若い人に参加を呼びかけたいと思います。
Lさん(自治労連)27年ぶりの参加です。参加して良かった。70才になって初めて口を開いた被爆者、こういう人が今増えていることに感無量。長崎の市職労と交流し、委員長が現市長を組合に入れたと自慢していました。これからの活躍を見守りたいです。
Mさん(自治労連)子連れで参加しました。被爆者の、「伝えたい」という思いが伝わってきました。子供が少しでも平和について考えてくれたらと思います。
Nさん(自治労連)2回目の参加で、青年の広場に行きました。被爆体験をどう伝えたらいいか、議論になりました。
Oさん(福保労)4回目ですが長崎は初めてでした。青年の参加が増えてきて、ええなあ、と思います。被爆体験を伝えていきたいという声が聞けて良かったです。これからも頑張りたいと思います。
Pさん(自治労連)今年度採用で初めての参加です。学校であんまり勉強しなかった、初めて聞く話が多く、こんな悲惨なことがあったんだという感じ。被爆の話が直接聞けて感動しました。後世に伝えていくことが僕たちの役目だと思いました。

 以上は帰路(8月9日)、長崎から博多までのバス内で聞いた参加者の感想(一部)です。

 今年は伊藤前市長の銃撃、久間元防衛相(長崎選出)の「しょうがない」発言、原爆症認定集団訴訟など、話題も多く、注目された大会でした。その中でも特徴的だったのは、青年の参加が多かったこと。被爆者が高齢化し、谷口さん自身「あと5年」と発言されるように、「語り部」が時と共に確実に減少していくという現実に直面している中、若い人の、今こそ「継承から発信へ」という気運の高まりを感じました。
 3日間の長崎大会はあっという間に終わってしまいましたが、原水禁運動はこれからも日々続けていくべき、粘り強い取り組みです。それぞれの地域、職場、学校に帰って、回りの人へ伝えることからやっていきましょう。

 この連載の担当は宇城久原水協事務局長、田中正浩でした。

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07年8月17日(金)

長崎に行ってきました9平和・憲法

閉会総会のクライマックス。

今大会参加者の過半数を占めた青年のステージです。

司会は世界青年のつどい準備委員長の小林秀一さん。彼はプロボクシング(元日本チャンピオン)を引退した後、家業の豆腐屋を継ぎながら平和運動に関わってきました。1年前からは被爆者訪問をはじめ、今年は準備委員長として青年の先頭に立って奮闘しています。

帰りのバス内で伏見民商の人が「平和でこそ商売繁盛」と発言しておられました。彼のような、自分の生活を世界の平和と結びつけて考え、行動する元気いっぱいの若者がいることに、とても励まされました。

彼がまずはじめに紹介したのは高校生1万人署名運動。(写真)

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代表で発言した女子生徒は、(ほとんどの大人たちとは違い、)しっかり前を見据え、原稿も見ずに、外国政府に手紙を出したり、アジアに鉛筆を送る取り組みなどを紹介。「原爆も知らないくせに、何ができる」と言われたこともあったけど、私たちは過去を学び、伝えていくことができます!と胸を張っていた姿には思わずジーンと熱いものがこみ上げてきました。

今年で10年目を迎える高校生平和大使と7年目になる高校生1万人署名実行委員会はこれまでの運動の積み上げにより、認知度も高まり各団体から報告依頼が相次ぎ、この3日間だけで13の集会に参加(8/9付『長崎新聞』)、昨年9月から集めた署名は7万4653人分に達し、国連に届けるために「高校生平和大使」に署名簿を手渡した(8/12付『西日本新聞』)ということです。

また、元小学校教諭の平野伸人さん(60)が定年退職後の5月に長崎県教育文化会館の一室を賃借、夏休みに入り活動が活発化するのを機に高校生らに開放(8/6付『毎日新聞』)、運動支援のために音楽家が中心となったチャリティーコンサートを8月3日に開催(8/6付『うたごえ新聞』)など、彼らの活動を応援する人々の輪も広がりを見せています。

その他、子どもたちのメッセージを胸に広島から長崎まで自転車でアピールしながらやってきた全教青年部の2人や横須賀港の空母反対署名を毎日駅頭に立ってやりきった神奈川の経験、「継承から発信へ」を合い言葉に50万羽以上集まった「21万羽折り鶴プロジェクト」の紹介などがありました。

総会は、長崎決議「長崎からのよびかけ」長崎特別決議「長崎からの手紙」を採択。最後に被爆者運動を牽引してこられた山口仙二さんの「若い皆さんが今の努力を続けて欲しい」というたった1行のメッセージが紹介されると会場から大きな拍手がわき起こりました。

(つづく)

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07年8月16日(木)

長崎に行ってきました8平和・憲法

8月9日、世界大会もいよいよ最終日。朝10時30分から閉会総会が開かれました。場所は開会総会と同じ長崎市民会館体育館です。

長崎駅から徒歩で会場に向かう途中、自転車パレードに出くわしました。今日は長崎の原爆記念日。朝からいろいろな団体が核兵器廃絶、世界平和を願ってパフォーマンスをしています。やっぱり、今日は特別な日なんだ、という実感がわいてきました。

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閉会集会はジャズボーカリスト片岡七恵さんによる「原爆を許すまじ」(アカペラ)で開幕。

長崎被災者協議会谷口稜曄会長、韓国原爆被害者協会ソウル支部長ジョ・チャンクンさん、フランス平和運動フランソワ・ガニエールさん、非核フィリピン連合事務局長コラソン・ヴァルデス・ファブロスさんなどが次々と発言する中、11時2分、会場の7,000人が黙祷。

続いて日本青年団協議会の本田徹会長、日本山妙法寺の木津博充さんが連帯の挨拶を述べました。

特別講演に立った翻訳家の池田香代子さんは、「アメリカは広島・長崎の罪におびえている。だから使い古された『神話』にしがみついているのでしょう。アメリカの良心は本当は気づいているのではないでしょうか。だとしたら日本はアメリカに救いの手を差し伸べるべきです。同時に全ての日本の罪も認めることがその前提であるのは言うまでもありません。それこそが戦後レジームからの脱却ではないでしょうか。被爆国日本の責任は世界に対して極めて大きいものがあります。なぜならアメリカに核兵器の使用は非人道的行為であったと認めさせられなかったことが、その後のアメリカの世界各国に対する大量殺戮につながったと考えられるからです。」と、感情を抑えた口調ながら、現政権の態度をきびしく糾弾しました。

 *『神話』…原爆投下が100万人の命を救った、というもの。7月5日参照。

草の根の平和運動—全国各地の運動の紹介コーナーでは、、新婦人愛知の署名運動(写真)、兵庫県原水協の6・9行動(非核神戸方式の取り組みも)などが紹介され、閉会総会はクライマックスへと向かっていきます。

(つづく)

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07年8月15日(水)

長崎に行ってきました7平和・憲法

僕たち3人(若者2人とおじさん1人)は西洋館で頭と体をクールダウンさせた後、4時からの「教職員平和のつどい」に参加しました。

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アーサー・ビナードさん(写真)が「もったいない話〜憲法と暮らしと教育と〜」と題して講演。

冒頭、僕の方を向いて「そこの2列目にも♡(ハート)のTシャツを着ておられますが」と言われたのにドキッとしながら、よく聞いていると「愛」にも色々あるという話で、盲目的な愛は、愛される方が受難、個人ならストーキングと呼ばれる。狭い意味の愛国じゃなく、批判的な愛国もある、と。

——全くその通り、愛は押しつけられるものじゃないですよね。

イラクのアメリカ大使館には約千名の職員がいる、その中でアラビア語がちゃんと話せるのはたったの6名、その国を理解し、とけ込もうとする姿勢が全く見られない。

——「イラクの民主化」という口実がいかにでたらめなものかがよく分かります。

報道したくない事実の上にどうでもよい記事をかぶせるマスコミのやり方は、邪魔者を闇から闇へと葬るマフィアの手法、「ダブル棺桶」と同じ。

——そういえば11日付の『毎日新聞』、≪原爆症熊本判決に国控訴≫の記事は≪株全面安≫の陰に隠れてしまい、「アサッテ君」の下にチョロッと扱われてたけど、あれもダブル棺桶?(ちなみに『しんぶん赤旗』は一面トップ。翌日の「主張」にも取り上げられました。)

アメリカは「戦争省」と呼んでいた部署を1947年に「国防総省」に変えた。アメリカの憲法では宣戦布告しないと戦争できないことになっているが、「国防」のためなら何でもできる。事実、第2次世界大戦以降、200回以上の戦争をしているが、宣戦布告は1回もしていない。1年間で80兆円の軍事費が国防のために費やされているアメリカに対し、日本国民は憲法によって守られている(僕らが「憲法を守る」じゃなくて)。憲法は古い、というのが改憲派の主張だが、憲法の理想はまだ誰も試したことがなく、新品同様だ。

——だから、宝の持ち腐れ、こういうのを「もったいない」と言うんですよね。

第五福竜丸の乗組員は被害者として扱われてきた。けど、決してそうではない。彼らはアメリカの水爆実験を世界に告発した英雄だ。無線長・久保山愛吉さんは「船や飛行機が見えるまで無線は打たない」と宣言し、ビキニから無事に帰還した。

「被爆者」というとき、僕らは被害者として見てしまうが、彼らの勇気ある証言や訴えによって、世界は変わってきた。

——だからこそナガサキ以降、誰も核兵器は使用できなかった。ある意味、日本は地球を守り続けているすごい国ですよね!

その夜、全国の教職員は「いけす居酒屋むつ五郎」にて懇親会を持ち、平和と連帯の美酒を飲み交わしました。

チラシには「アーサーも来る」と書いてあったのに…と、若き2人の落胆は大きかったようですが。

——気に入ったんなら宇治久世青年教研に呼べばいいじゃん?

(つづく)

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07年8月14日(火)

長崎に行ってきました6平和・憲法

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 一緒に長崎に行った矢口さん(元城陽市議)は、高校生の修学旅行で行った広島で見た3枚の写真が自分の人生を変えたとおっしゃっていました。
 原爆の写真を見たからといって誰もがそうなるとは限りませんが、そんな力があるということは事実です。

 十数年前、中学生を引率して長崎に来たことがありました。今の原爆資料館はなく、4階建ての「資料センター」があったはず。そのときの生徒は展示物を見て、どう感じたことだろうか、その後の生き方やものの考え方に少しでも影響はあったのでしょうか…。
 などと考えながら数々の展示品や、写真、模型、ビデオ等を見て回りました。
資料館を出てすぐそばに爆心地のモニュメントがあります。
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 この標柱の上空500mで原爆が炸裂しました。今でこそ立派な標柱ですが、調査団によって立てられたはじめのものはただの「杭」でした。

 矢口さんは今回もあの広島のときと同じ写真を見つけ、涙が出てきたそうです。そして自分の歩んできた道に確信を持ち、改めて頑張る決意を持った、ということです。
(つづく)

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07年8月13日(月)

長崎に行ってきました5平和・憲法

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 浦上天主堂から長崎大学医学部前を通ってしばらく行くと、一本だけ残った鳥居(山王神社)があります。

 写真を撮っていると、白シャツを着た白髪のおじさんが近寄ってきて、「京都から来なさったんか。ここを見なあかん。」と怒ったように言って、石の柱に刻まれた文字を指し示しました。「ここまではくっきり読めるが、ここから文字が剥げてしもとるやろ。それで、またここから読める。」
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 なるほど、原爆の熱線がいかにすごかったかよく分かる。それに方向も。
 「それから、こっちに立って上を見てみなさい。」
 吹き飛ばされた方の足元に立って見てみると、確かにズレている!横風によって単純に1本吹き飛ばされたのではなく、鳥居に対して鋭角的に風が当たり、ねじれたあげくに真っ二つになったのが想像できました。
 おじさんは、若く見えましたが、実は生き証人なのでした。「一面焼け野原で、電車通りにはそこら中に人や馬の死体が転がっとったよ。」と話すおじさんの目は62年前のナガサキの町を見ているようでした。

 僕たち3人はおじさんに礼を言い、いよいよ本日のメイン、原爆資料館へと向かったのでした。
(つづく)

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07年8月12日(日)

長崎に行ってきました4平和・憲法

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 平和公園から少し歩いて永井隆記念館に行きました。「長崎の鐘」「この子を残して」等の著書で知られる永井隆博士は原爆で妻を失い、自らも重傷を負いながら、被爆者の救護にあたり、1951年、43才で亡くなるまで、2畳1間の「如己堂」(写真)で白血病と闘いながら執筆活動を続けました。その如己堂に併設されている記念館では来館者に「平和を」の文字を書いてもらう取り組みを行っており、若い2人も心を込めて書いていました。

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 そこから少し歩いて浦上天主堂へ。62年前、目標を見失っていたB29でしたが、雲の切れ間からこの天主堂が見えたそうです。石と煉瓦で作られた東洋一の大聖堂でしたが、原爆で全壊。1959年に再建され、1980年に整備されたのが現在の姿です。首のない石像や崩れ落ちた建物の一部がそのまま残されており、原爆の威力を物語っています。「長崎の鐘」の最後の場面で響き渡るアンゼラスの鐘はここにあります。クリスマスイブにがれきの中から掘り出されたものです。筒井茅乃さんは「かやのは、こんなにつよいひびきの鐘の音をきくのは、はじめてでした。」(「娘よ、ここが長崎です」)と書きました。当時の長崎の人々にとって、鎮魂と同時に、平和への願いに満ちた音だったに違いありません。
(つづく)


この日(8日)、永井博士の生誕百年を記念した「万灯籠の会」が開かれました。(記事は8月9日「長崎新聞」)

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07年8月11日(土)

長崎に行ってきました3平和・憲法

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 一夜明けて8月8日(水)は大会2日目、我々宇治久世教組の3名は割り当てられた分科会を無視し、「勝手に動く分科会」ということで原爆遺構めぐりをすることにしました。

 さっそく長崎駅前から市電で松山町へ。平和公園は9日の祈念式典の準備が着々と進められていました。

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 北村西望作の平和祈念像は四肢それぞれに意味を持たせ、力強く平和を訴えていました。ここで行われた翌日の式典には安倍首相が「憲法の規定を順守し、非核三原則を堅持していく」と述べましたが、「現憲法」と言わないところが何となく怪しいじゃありませんか。

 原爆症認定集団訴訟。昨日、厚生労働省は6つ目の裁判(熊本地裁)も(やっぱり)控訴しました。原告、被爆者、それに多くの支援者が座り込みをし、世界大会でも「もう時間がない、今度こそ控訴せず、一日も早い見直しを」と切実に訴えられていたのに。そして、安倍首相も「見直しを」と言っていたのに…?!もう誰も安倍さんの言うことなんか信じない。だから式典の挨拶にも説得力も威厳も何もない。新米だけど田上市長さんの挨拶(平和宣言)の方がよっぽど堂々としててかっこよかったですよね!
(つづく)

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07年8月10日(金)

長崎に行ってきました2平和・憲法

8月7日の夜は「世界青年のつどい’07inナガサキ」に参加。

海外代表として韓国、ノルウェー、中国、アメリカ、フランスの青年が、それぞれの平和運動を紹介。東京の青年は、都内在住の被爆者に月1回訪問して体験を聞く取り組みを紹介。この取り組みをMIXYで知り、留学先のミシガンでダンスで表現している青年の発言もあり、世界中の青年が様々な形で平和について考え、行動している姿がとても印象的でした。

また、「21万羽折り鶴プロジェクト」という、原爆でなくなった21万人の命の重さを考え、核兵器廃絶・平和の願いを込めて折り鶴を折り、長崎に集めようという取り組みがあり、その呼びかけに応えて全国の青年が持ち寄った50万羽に及ぶ折り鶴が披露されました。(写真)

拡大

今年の世界大会は、こうした青年の運動参加が目立ち、原爆体験を風化させず、次の世代に伝えていこう、そして、まず知ることが大事だが、次に自分のできるところから、自分のできる形で、とにかく行動していこう、という空気に包まれていたように思います。

宇治久世教組から参加した2名の青年も、この3日間を通して何かを感じてくれたことと思います。来年の大会にはもっと多くの青年を連れてきたいと、強く感じました。

(つづく)

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07年8月 9日(木)

長崎に行ってきました1平和・憲法

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8月7日(火)~9日(木)に開催された「原水爆禁止2007年世界大会」(長崎大会)に宇治久世教組を代表して3名が参加しました。
その「核廃絶、世界平和を実現しよう!」という熱気にあふれた3日間を簡単に紹介します。

 1日目の開会総会―きたがわてつの歌でオープニング。田上新市長の挨拶、海外代表の紹介などがあった後、主催者を代表して安斎育郎氏が国際会議宣言について詳しく報告。「しょうがない」発言について「核兵器と人類は共存できない」ときびしく断罪。安倍内閣が参議院選挙で惨敗したように、「我々は微力ではあっても無力ではない」、「核兵器のない平和で公正な世界を」(大会スローガン)実現しよう、と訴えました。
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 また、日本被団協の田中事務局長、原爆症認定集団訴訟熊本原告団の中山事務局長の報告と挨拶がありました。被爆者たちの勇気ある、粘り強い闘いで安倍首相も原爆認定制度の見直しを言わざるを得なくなった。しかし、裁判の結果を真摯に受け止めず、裁判全てに敗訴しているにもかかわらず、ことごとく控訴するという全く冷たい態度です。
 平和行進の通し行進者・竹田さんの元気な挨拶も聞けました。(→6月27日参照)
 開会総会は6,800人が参加し、会場の長崎市民会館体育館はほとんど「酸欠状態」でした!(つづく)

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