トップニュースTop 教育研究 今年も教研に来てよかった!!―分科会報告4
07年8月29日(水)

今年も教研に来てよかった!!―分科会報告4教育研究

25日に開かれた「07宇治久世夏の教研」の分科会の様子をお知らせします。
今回紹介するのは以下の4つ。

  総合的な学習の時間分科会
  障害児教育分科会
  健康教育分科会
  学校事務分科会

総合的な学習の時間分科会

講師:向清志氏(古川小) テーマ:コミュニケーション能力をどうつけるか?(演劇指導を通して)  会場:宇城久教育会館3F会議室

070825SO.jpg

感想

・動きやコミュニケーションを伴いながらの活動は気持ちがほぐれ楽しくなれるのがよく分かりました。初めての方ばかりでしたが、仲良くさせていただいたのも嬉しかったです。2学期、いろいろな場面で活用できそうです。自分のクラスの実態に合わせてアレンジを加えたりしながら、活用してみます。ありがとうございました。(宇・小)

・初対面の方ともいつの間にかコミュニケーションをとってしまう「ドラマでコミュニケーション」は何度体験しても楽しいです。ふれあうことの楽しさを子ども達にも味あわせてあげたいなーと思いました。ありがとうございました。(城・小)

・身体を使うコミュニケーションというのは、今まで授業に使うようなものではやったことがなかったので興味深かったです。五感を使って、しかもその場でドラマが生まれるというのは独特の楽しさがありますねぇ。(宇・小)

・人と人が気持ちよくつながりあえるってとても大切なことですね。初めて出会った人とも、その場の空気を共有して、目に見えない信頼感が生まれるのがとても好きです。(城・小)

・楽しかったです。あまり知らない人や、初めて出会った人とも、自然に触れあえるのがいいですね。相手の言葉や動きを感じながら、自分も動くといった呼吸のようなものを感じました。逆に、自分の動きや思いを感じてもらっているという感覚もありました。学級でもちょこっとできそうですね。(宇・小)

障害児教育分科会

講師:三上泉氏(船北教組・明俊小)  テーマ:課題のあること向き合う学級集団づくり  会場:宇治市産業会館会議室

070825SY.jpg

Q) ADHDの診断を受けてたことは担任を持つ前から分かっていたのか。知らなかったら対応は変わったか。
A)診断名が付こうが付くまいが、子どもの現実からスタート。あまり変わらなかったろう。
Q)Tくんに対して迷惑かからなければよしとしようという、初期段階の教室内の様子は?
A)子ども達の中にあきらめがあった。「やめて」とは男子は言ってた。机を蹴飛ばした時、その行動の原因を考えさせた。全生研行ってたとき、島田先生の実践に、理由付けをされていたので、その実践にならった。みんな、現実を見ようとしなかったので、見ようと言った。
Q)これは、待ったろ、言うたら聞くやろ、という見極め、障害を踏まえた特性に関するフォローをどのようにしたか。
A)「みんなならこうできるやろ、でも彼はできない、できないかも知れないと思ったら暴れてしまうねん」など、この子の障害を理解しようだけでなく、みんなと対等にできる方策を考えようと話していった。親御さんも理解できなかった。しかし、親たちが教師に元気づけようと、学習会など持ってくれた。
Q)学習会を持つときの該当の親の抵抗は?
A)年度当初にしっかり受け止めて、共感してあげていた。しんどいことは一緒に荷を分かち合いましょう。他の人にも持ってもらおう、医学的なことは医者に持ってもらおう。→月1回かかわってもらえた。みんなとネットワーク作ろう。みんなに理解してもらうし、ADHDのことやお母さんの苦労についても話すよ。でも無理して来なくてもいいよ、と言ったら来てくれた。
Q)特支級の子たちへの取組内容、エピソード
A)2人とも男の子。1人は活発な子。たくさん自信をつけられる場面があった。
Q)周囲の子ども達の変化の様子は?
A)子ども達の関わり。他の子には見えない部分を持った。子ども達は、「自分たちも責任がある」という思いは少しはある。けれど、これだけやられてたんやからと正当化していた。
Q)トラブル発生時の授業の進め方はどうされたか?授業成立するには?
A)飛び出したら携帯で連絡。他の子らにも了解してもらった。○○だけずるいなあ、と言って乗る子はいなかった。中学年のとき、厳しい担任が教えたからだったろう。何か言う子が出てくれた方が、指導しやすかった。
Q)切り離して子どもを見るということは分からない。
A)個別に見て実態を明らかにすることは大切だが、集団から切り離してはいけない。
Q)集団が大切だからと通常学級の中で指導することにこだわる嫌いはないだろうか。

障級集団の大切さを打って出ることが大切だ。
・特支教育の光と陰。越野先生の話から。
 光/今まで埋もれていた発達障害の子らの支援体制ができた。
 陰/教基法、三法改悪
  個ばかりでなく集団づくりが求められる。
Q)集団をつくる時、班長指導を大切にされている。集団づくりにどのように影響したか。
A)はじめはくじ引きもした。キーパーソンが班長になるように仕組んだりもした。班長会議は何でも言い合う。本音で語る。ただし、秘密を絶対守る。班長には責任を取らせ、権限を持たせた。きれい事ではいかない。

感想

・発達課題があっても、どの子も、集団の中で育つという、三上先生の実践は、精神的にも肉体的にもきつかったこともわかり、胸を突かれました。でも、今、改めて子ども達が子どもの中で育つ様子に頭が下がりました。真似はできないですが。通常学級の先生たちにたくさん聞いてほしい実践でした。(宇・小)

・とてもていねいなレポートに感動しました。個に焦点を当てるだけでなく、個と個のつながり、学級集団づくりに目を向けていくことも特別支援教育なのだと思いました。参加してよかったです。(宇・小)

・「課題のある子と向き合う」ことと「クラス集団の中で、子どもの中で育つ」ことを一体化した実践。特別支援の子どもの支援はこうなのだ…と思わされました。特別支援とはその子の特徴や課題をしっかりとらえ明らかにすることであり、特別視することではないはずですので、三上先生の地域の支援はどうなのか、心配です。(宇・小)

・個別の支援計画等、個に視点を当てることが主流だが、やはり三上先生の実践のように、集団の中での指導が大切だ。課題のある子らが社会にうまくとけ込んでいくようにするには、当たり前のように集団が大切だ。(宇・小)

・課題のある子どもと向き合う学級集団づくりの大切さを改めて感じたレポートで、とても勉強になり、ありがとうございました。子ども同士の関係性の中で子どもは育つというのが印象的で、仲間とともに成長していく過程を大切に取り組んでいきたいと思いました。(宇・小)

・タイトル「課題のある子どもと向き合う学級集団づくり」にあるように子ども同士が対等・平等にぶつかり合って、「みんなが違っても、みんな育つ、みんなで育つ」という確信が三上先生から熱く語られ、とても勉強になりました。午前でもそう思いましたが、「子どものことを熱く語る人」に接すると、元気が沸々と湧いてくる…そんな一日になりました。今年も教研に来てよかった!!と思いました。(宇・小)

・先生の体を張った実践、とても真似できないですが、とても勉強になりました。課題を持った子にまわりの子が少しでも本音で向かい合う、そんな集団が作りたい、2学期の展望がなかなか持てなかった中、お話が聞けてよかったです。(?・小)

・課題のある子どもと向き合う学級集団。親の思いの受け止め、大切なこと、人間の幅の広さを教えていただき、ありがとうございました。(城・小)

・ただただすごいなぁーと感動でした。レポートの中にはまだまだ収まらない先生の細やかな方針や仕組みがもっともっとたくさんあっただろうと思います。親との共同のお話もぜひお聞きしたいと思いました。(宇・小)

・『子どもは子どもの中で育つ』という集団づくりの観点をどんなときでも忘れたらあかんなと改めて思いました。それが学校の仕事だなと思います。(宇・小)

健康教育分科会

講師:西村育子氏(アートセラピスト)  テーマ:保健室でできるアートセラピー  会場:宇治市産業会館茶室

070825KE.jpg

・講師紹介
・自己紹介
  見えない傷に手当てを求める、苦手教科に来る子、パニックを収めに来る子etc.
  体の訴えなく「勉強イヤ」と毎日来る子(中学生)
・発達障害や不器用さを感じてストレスを抱えている子たちに…
  うまい、へたを気にする子にはじめから創造性を求めると動けないので、市販の粘土、型抜きなどを使うと気軽に取り組めるという利点がある。マーブリングも偶然にできるもので楽しめる。コラージュもうまいへたがわかりにくい。
  自然のものを使うといい味のものができて嬉しくなる。
ビーズ、モール、おはじきなども使うと広がりもある。
・大切なことは
  自分を出しにくい子にはまずこちらが作って安心させてやる。見ていることも参加している、と見てやる。負担なくできるること。
  「水」を使うことは感情を流してくれ、癒し効果をもたらす。分析的になると子どもも逃げ腰になるので、やりっ放しでもよい。子どもの世界に一緒に入っていくことが大切。
  うまい、へたの基準を作らない。遊ぶ力を取り戻してやる。
  一人で夢中になれること、楽しめる能力をつけてやることも大切。
  人との関わりが難しい子ほど、自分の世界を守られ味わえることができて初めて他者と関われる力を作っていく。

・実習1 コラージュ まずは自分が楽しむ
 (1)雑誌から写真、絵を切り抜く、貼る。(2)題名をつける。(3)書き加える。(4)感想を言う。
  1人でも(1対1)、みんなでもやれる。雑誌を切り抜くというタブーを破る?
・実習2 コラージュでメッセージカードを作る
 シール、リボンも使って
 関係性を作るときには相手に送るのもよい
「遊ぶこと」は主体的にできること。自分を見失っている子に遊ばせることで、自信にもなる。
日本の文化は恥の文化で、ある程度できないと「できる」と言えないところはあるが、できることより「楽しむ」ことを優先させてみることも大切。

感想

・はさみでチョキチョキ、無心に取り組めて楽しめました。保健室に来た子ども達とも一緒にできればいいなと思いました。(城・中)

・場違いと思いつつも、「保健室でできるアートセラピー」に参加しました。アートセラピーのコラージュ体験を学校(相談室)でもやってみようと思います。癒されました。(宇・小)

・いろいろ、楽しかったです。参考になることいっぱい教えていただきました。ありがとう!!(宇・小)

学校事務分科会

講師:新谷剛氏(京教組)  テーマ:昇任昇格制度について  会場:宇城久教育会館2F会議室

1.07勧告の学習
 ・初任給中心に0.35%(1352円)引き上げ
 ・子の扶養手当 6000円→6500円
 ・勤勉手当 0.05月アップ
 ・1998年以来9年ぶりのプラス勧告
 ☆教員の給与は来年度以降、大幅な変更の見通し←教員給料表が細分化される
給与構造改革(05人勧)
 ・賃金水準の大幅な引き下げ(京都府5.8%引き下げ)
 ・地域手当の新設
 ・昇給制度の変更(特別昇給の廃止、査定昇給の導入)
 ・細分化された給料表
 
2.事務職員にかかわる昇任・昇格
 ・民間等の前歴は通算されないのか?
 ・育休等の期間の回復はないのか?

 未組合員を含めて5名の参加でしたが、分かり易く説明していただき、実り多い分科会でした。

感想

・たくさんの資料を用意していただいて、ていねいに説明していただけたので、よく分かりました。(宇・中)

・給与制度、構造改革について、改めて学習をすることができたので良かった。(宇・中)

・07年人勧の概要についての説明。資料がたくさんあり、分かりやすかった。(経験年齢の浅いものにとって良い勧告でもあり、興味深かった。)(久・小)

ページの先頭へ


コメント

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。またコメントにお返事できないこともあります。ご了承ください。



カテゴリー



月別に表示

2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年