宇治市教委NEXUSプラン策定
「城南新報」11月28日付
学校規模・配置の適正化も図る
宇治市教委は27日、『宇治市小中一貫教育と学校規模等適正化の方向~NEXSUS(ネクサス)プラン~』を市議会の文教福祉常任委員会(田中美貴子委員長)に報告した。同プランは義務教育9年間の一貫指導、市独自の小中一貫教育カリキュラム『宇治スタンダード』の実施、学校規模・配置の適正化など5つを柱に「小中一貫校や小中一貫教育校への再編成」を目指すもの。学校施設の耐震化、第2次学校施設整備計画と整合を図りながら、今年度内に小中一貫校など新教育システムに対応できる施設整備などを盛り込んだ実施計画を策定する。
同プランは04年3月策定の市教育ルネッサンスプランの具体化を目指して、市学校規模適正化検討懇話会の答申(05年3月)、小中一貫教育基本構想検討委員会の提言(06年3月)を尊重するなかで、市教委として市小中一貫教育と学校規模等適正化を図るための基本方針として定めたもの。
(中略)
特徴は5つの柱。順にみると(1)義務教育9年間の一貫指導では、児童生徒の発達段階に応じた系統的、継続的な学習・生徒指導を行うほか、同一敷地の小中一貫校の建設、敷地は別で小中が一体指導を行う小中一貫教育校にまとめる。
(2)宇治スタンダードの実施では、今年度に改訂される学習指導要領の中身を確認するなか、市独自の小中一貫カリキュラム(前期4年、中期3年、後期2年)を作成し『いしずえ学習(国語・算数の基礎)』、『宇治学』、『小学校英語活動』を実施する。
(3)学校、家庭、地域社会が一体となった教育活動の推進では、中学校区ごとに地域教育ネットワークを構築する。
(4)学校規模・配置の適正化では、小学校は学年3学級、中学校は学年6学級以上が望ましく、過大規模校(31学級以上)にならない―を規模適正の定義として新たに設定した。単学級や過大規模が続く場合、通学区域の変更や学校統合を検討。対象外の山間地を除く小中学校のうち、学級数が定義に満たないのは小学校が9校(全20校)・48学年(全120学年)、中学校が7校(全9校)・20学年(全27学級)となる。
また、5つの小学校で進学先が異なる分散進学となっている点を是正。小中一貫校や1中学校2~3小学校で形成された小中一貫教育校の形態となるよう、通学区域を再編する。
(5)新しい教育システムに対応できる施設では、学校施設の耐震化や老朽化対策を行うほか、多様な学習形態や弾力的な集団による活動などに対応する。
今年度から7カ年計画で取り組んでいる学校施設の耐震化をはじめ、今年度内に策定する第2次学校施設整備計画と整合を図りながら、小中一貫校など新教育システムに対応できる施設整備などを盛り込んだ『NEXSUSプランの実施計画』を今年度内に策定していく。
(『城南新報』の記事は以上)
このプランについては以前「宇治市の教育だより」に発表されたものをほぼ踏襲しているものですが、以前に指摘したとおり、様々な疑問点、問題点があります。いずれにしても今後、学校現場をはじめ、広く市民の意見を聞く場を持ち、慎重にすすめてもらいたいものです。詳しくは「宇治市の小中一貫教育を考える会」の次の文書をご覧ください。
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