対「テロ」戦争ゲーム平和・憲法
アフガニスタンの自爆テロが急増しています。9月の潘基文国連事務総長の報告によれば、01~04年末には5件にすぎなかった自爆攻撃が、07年には8月末までに103件に達しています。ブッシュ大統領の「対テロ報復戦争」は軍事攻撃とテロの拡大という悪循環をつくりだしてきました。戦争でテロはなくせないことを事実が証明しています。
September12というゲームをご存じでしょうか。(画像をクリックするとゲームが始まります)
以下はこの「ゲーム」を紹介した米原万里さんの文章です。
もし、あなたが「テロリスト」を絶滅したいと望むならば、カーソル=照準を画面上の「テロリスト」に合わせて、マウスを左クリックすればいい。ただし、ミサイルによって、何の罪もない民間人を殺傷する危険が常に伴うことを覚悟しなくてはならない。あなたが発射したミサイルによって殺された民間人の遺族や友人とおぼしき人たちが遺体を取り囲んで嘆き悲しむ。そして、しばらくすると、嘆き悲しんでいた人たちは「テロリスト」にメタモルフォーゼしてしまうのだ。
こうしてゲームは悪魔と化していく。あなたは、家々を破壊し、平和に暮らしていた人々を殺しまくり、次々に「テロリスト」を増殖させてしまうのだ。
試みに、わたしは、「テロリスト」が画面の隅に来るのを待ち受けてミサイルを命中させれば、民間人を巻き込まずに済むと思い、その機会を待ち望んだが、1時間かかっても、チャンスはめぐってこなかった。
ただ、1時間のあいだ一切攻撃せずにいたら、何とテロリストの数はどんどん減っていき、最後はいなくなってしまった。
(「発明マニア」朝日新聞社)
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