トップ > ニュース > 2008年03月

ニュース 2008年03月

08年3月28日(金)

愛国心強調し修正教育研究

新学習指導要領告示

手続き不透明 批判も

(『京都新聞』3月28日付)
 渡海紀三朗文部科学相は28日付で、新しい小中学校の学習指導要領を告示した。2月15日公表の改定案の「総則」に道徳教育の目標として「我が国と郷土を愛し」との文言を加え、小学校音楽で君が代を「歌えるよう指導する」と特記するなど愛国心教育をより強調する修正を加えた。

 文科省は「パブリックコメント(意見公募)のほか改正教育基本法の趣旨や国会審議、与党とのやりとりを踏まえた修正。特に重要な修正部分はない」と説明。しかし、長期にわたる中教審の公開審議を踏まえた改定案公表の後になって、国民の間で賛否が分かれる愛国心教育に関する修正を多く加えた不透明な手続きは批判を呼びそうだ。

 指導要領改定で愛国心や日の丸・君が代の扱いをめぐる中教審の議論は低調だった。文科省が答申を基に作成した改定案も、すべての教科に共通する総則は「伝統と文化を継承し、発展させ」と控えめな表現とし、「国を愛し」といった文言は現行通り「道徳」の項目に盛り込んでいた。

 しかし、新指導要領は総則に「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し」と明記した。
 小学校音楽での君が代の取り扱いも改定案は現行指導要領を踏襲し「いずれの学年においても指導」としていたが、新指導要領は「いずれの学年においても歌えるよう指導」と修正した。事実上、子どもたちに「歌わせる」ことに力点を置いた。

 文科省は「現行指導要領の解説書の記述に合わせた。実質的な変更はなく、強制の意図もない」としているが、法的拘束力を持つとされる指導要領の本文に記載されたことで、学校現場への影響は大きいとみられる。
 小学校国語で読み聞かせをする本や文章も改定案の「昔話や伝説」から「昔話や神話・伝説」に変更。中学社会で縄文・弥生時代の「人々の信仰」について学ぶよう求め、「宗教に関する教育を行う」との内容も追加した。

 新指導要領は小学校は2011年度、中学校は12年度に完全実施するが、09年度から移行措置期間に入る。


(関連記事)

中教審委員「気分悪い」

 「今までの議論は何だったんだ。非常に気分が悪い」。愛国心教育のトーンを一気に強めた改訂学習指導要領に、約3年の審議を経て改訂に向けた答申をまとめ上げた中教審の中心委員は「書き換えを迫る政治家の圧力が非常に強かった」と吐き捨て、不満をあらわにした。修正結果が伝えられたのは数日前だったという。

 改正案公表からわずか1カ月あまり。君が代を「歌えるよう」にと具体的に規定するなど、議論を呼びそうな修正が土壇場で次々に加えられたが、文科省は「ほとんどが細かい字句上の修正。あとは改正教育基本法の主旨をより明確にしただけ」とあくまで“微調整”であることを強調した。

 だが、関係者によると、一部の自民党国会議員らが文科省に対し、主に道徳教育について改定案の書き換えを強く要求、見送った教科化も事実上盛り込むことまで求めてきたという。
 同省に寄せられたパブリックコメントは、道徳教育の強化を求める内容が大半。渡海紀三朗文科相も「何らかのグループが組織化されている、とは言わないが、何か議論がされているのか…」と結果をいぶかったが、修正については「与党の意見もパブコメの1つ。バランスを欠くものは排除したつもりだ」と中立的な立場を強調した。

 今回の告示について国際基督教大の藤田英典教授(教育社会学)は「愛国心重視の文言を最後の修正で加える手法はけしからん」と強く非難した。「改正教育基本法は強行採決で成立した。パブコメも国民投票とは違い民意を代表していない。こんな形で国が心を支配する方向に踏み出すのは間違っている」

文科省 説明責任を無視

 改定案にはなかった愛国心教育強化の文言が多く盛り込まれた新学習指導要領が告示された。国民に開かれた中教審の場で議論を重ねながら、土壇場でいきなり重要部分に踏み込んだ文部科学省の手法は、行政手続きとして透明性を欠くと言わざるを得ない。
 表向きは「改正教育基本法の主旨をより明確にするため」(文科省)との説明だが、寄せられたパブリックコメント(意見公募)や、文科省が説明して回った与党国会議員らの意向などが、どう作用して大幅修正につながったのか、その過程が一切見えない。
 行政手続き法が意見公募の制度を規定した主旨や、中教審が約3年に及ぶ公開審議で答申をまとめた経緯を考えれば、改定案に対する意見公募に、本来期待されているのは最終段階での補完的な役割に限定されるはずだ。
 それなのに今回、文科省は教育基本法改訂時に議論が分かれた愛国心教育の部分に、露骨な修正を加えた。
 行政の説明責任や意見公募制の主旨を無視した文科省の対応は厳しい非難にさらされるだろう。

ページの先頭へ


08年3月25日(火)

学校統廃合…!!小中一貫教育

学校統廃合、新年度1学期に説明へ

(『洛南タイムス』3月23日付)
 宇治市教委は24年度から、市内の全小・中学校で小中一貫教育を全面実施することに伴い、4月上旬に推進協議会組織を発足させる。

 学識者、保護者、地域代表、教職員、市教委から20数人の委員で構成。同時に3つの部会を設け、小中連携の学校体制や学校行事の連携、さらには小学校5年から中学校1年までの大切なつなぎ期間での以降をスムーズにするためのカリキュラム編成などについても検討するほか、市内初の小中一貫校(仮称第一小中一貫校)を宇治小に24年度開校することに備え、同一貫校の学校づくりも協議会部会で検討する。協議会での議論も踏まえ、4月以降の1学期中に今後具体化させる西小倉と南宇治地域で学校統廃合の保護者向け説明会を市教委として、初めて設定する準備を進める。

 小中一貫教育の事例としては、北宇治中と北小倉小で、教員の相互交流が自主・活発に行われている。合同授業研究会として取り組まれており、北小倉小の教員が北宇治中の授業に立つなど、子どもたちの興味や関心を引き出すための授業への工夫改善の試みが行われており、指導方法の違う小・中学校間で、互いに指導力量の向上にもつなげているという。

 学校統廃合については、このほど市教委がまとめた第1次「NEXUSプラン」実施方針でも具体的に、南宇治、西小倉の2地域に言及。南小倉小、平盛小ではすでに学年単学級が発生し※、平盛の場合、25年度には全学年で単学級の発生が予想されるなど、児童数の減少が顕著で、西小倉地域に比較的隣接した北小倉小の児童数減も顕著に推移するとの児童数の推計見通し※※を持っており、西小倉地域では西小倉、南小倉、北小倉の3小を含めた統廃合と西小倉中を含めた小中一貫校の整備※※※への検討が必要と市教委は見ている。


注(宇治久世教組よりコメント)
※実際には「少人数学級」を実施しており、単学級は発生していない。少人数学級が学力向上にも、人格形成上も子どもたちのためになることは今やこの流れが全国的なものになっている事実が証明している。「NEXUSプラン」が40人学級を基準にしていることはそれに反している。
※※また、児童数推計見通しについても御蔵山小に見られるように、その甘さが指摘されている。現場の意見を何ら聞くことなく、適正規模を「小学校では学年3学級、中学校では学年6学級以上」と決めたのも問題。学年単学級では「向上しようとする意欲やたくましさを育てたりする上で大きな課題」があると決めつけるのかも理解しがたい。
※※※つまり、小中一貫校の真の目的は小中学校の統廃合(=「スリム化」という名の教育リストラ)であると思われる。

ページの先頭へ


08年3月23日(日)

9条ピースウオーク平和・憲法

080322peacewalk2.jpg
 広島から幕張(千葉県)まで平和を願って歩く「9条ピースウォーク」(同実行委員会主催)が22日、宇治市入りし、「九条守る宇治連絡会」が宇治区間を担当。パレードしました。200人が参加しました。
「九条守る宇治連絡会」HPより)

 同「ウォーク」は、5月に幕張(千葉県)で開かれる「9条世界会議」のプレ企画として取り組まれているもの。
 2月25日に広島を出発し、大阪、奈良などを経て宇治市に入り、陸上自衛隊大久保駐屯地正門西からJR木幡駅までの8キロを、「9条を守ろう」などと書かれた横断幕を掲げながら、歩きました。

ページの先頭へ


08年3月21日(金)

少人数学級、1.5倍に拡大へ教育改革

新年度宇治市教委

(『城南新報』3月20日付)
 京都府教委は新年度から2年間をかけて全小学校で30人程度(30~35人)の学級編成が可能となるように教員を配置し、市町村教委の裁量で少人数授業、少人数学級、チームティーチング(TT)から選択することにした。

 同方針を踏まえ、宇治市教委では従来から取り組み、成果を挙げてきた少人数授業を中心に据えながら、新方針によって増加した加配教諭を活用して少人数学級を拡大。今年度の1.5倍となる10学年(10校)程度が少人数学級編成に取り組む予定となっている。

 府教委は『京都式少人数教育』と称して30人を超える学級に対して、小学校1・2年生では複数教諭による指導「TT」を実施。文科省の定める1学級40人にとらわれない「少人数学級」も導入している。
 昨年12月には『まなび教育推進プラン』で1学級40人の基準を独自に弾力化し、市町村教委に配当する教員を30人程度(30~35人)の学級編成が可能な人員にする―との新方針を発表。新年度から2ヵ年をかけて取り組むことにしており、TTの小学校1・2年生と合わせ、6学年すべてで希望があれば少人数指導ができる体制を目指す。
 少人数授業、少人数学級、TTを各市町村教委が選択するために配置される1学級40人の基準に含まれない指導方法工夫改善教諭が、宇治市教委では来年度36人(今年度31人)に増加する予定。市教委としては実績のある少人数授業を継続実施するため、最低1人は各校に加配教諭を配置した上で、少人数学級編成に活用する方針を決定した。
 市の少人数学級は小学校だけをみると04年度4校、05年度6校、06年度6校、07年度7校で実施してきた。応募の学校数が多く、今年度の決定率は50%。新年度は加配教諭増加の恩恵もあって、希望校へのほぼ満額回答になる見込みで、今年度の1.5倍となる10学年(10校)程度での少人数学級実施が予定されている。
 3、4、5、6年生と4年間、同じ子供を追いかけて少人数学級に取り組んだ大開小は市教委に「教師との関係がより深まり、落ち着いて授業できる環境が整った」と報告。市教委も市議会で「生徒指導や教育相談上の課題について個々への対応充実を図り、問題事象を未然に防止できた」など環境面での成果を説明していたが、同じ子供たちを対象にした少人数授業との比較検討ができない点に悩みを持っている。
 さらに、普通教室不足で実施したくてもできない学校があるほか、少人数で30人程度の学級編成だったものが中学校進学で40人に戻るため、生徒に対する環境面での負荷が大きいのも事実となっており、今後の課題となっている。

ページの先頭へ


08年3月20日(木)

ピースアクション平和・憲法

「イラク侵略戦争開始5年 なくせ!戦争と貧困 3・20ピースアクション」
桜のつぼみがふくらみ始め、春の訪れを感じていたら、急に「寒の戻り」っていう感じの今日、春分の日、鴨川三条河川敷にて集会が開かれました。
Image030.jpg

 集会では冒頭、イラク現地から寄せられた西谷文和さんのメッセージが紹介されました。
 道行く人々は口をそろえて「米軍が来なければテロは起きなかった」と言い、少なくとも自由はなかったが死なずにすんだ元のイラクに戻せと訴えているそうです。

 米兵によるレイプ事件、イージス艦「あたご」の衝突事故など、米軍、自衛隊があるが故の悲劇が相次ぎました。莫大な軍事費を削れば今日本を覆っている数々の問題…福祉、教育、医療、貧困…も一挙に解決できます。
 アメリカ経済が落ち込んでいるのも、石油の高騰も長引く戦争の影響です。
Image0311.jpg
 集会の後、円山公園までデモ行進をしました。途中、知らないおじさんが突然「入っていいか~」と僕の横に割り込んできました。
 おじさんは「ワシは今までずっと自民党に入れてきたが、もうあかん」といって一緒に行進してくれました。しばらく歩きながら会話を交わし、最後に「もうワシは自民党には入れへん」とキッパリ。
 そこですかさず、「かといって民主党でも同じやで」と言えばよかったのですが、その前に「ほな、がんばってや」と立ち去って行かれました。

 教え子を再び戦場に送らないために、これからもがんばります。

ページの先頭へ


08年3月19日(水)

「土曜塾」5月早々にスタート教育改革

久御山町議会 予算特別委・部局別審査

(『城南新報』3月18日付)
 久御山町議会予算特別委員会(奥田富和委員長)の部局別審査が17日に開かれ、町教委が新規事業として取り組む「土曜塾」と「(仮称)久御山まなび教室」の内容が説明された。

 うち「土曜塾」は、基本的には久御山中生全学年を対象に、学力に不安を持っている生徒や、もっと学びたいと意欲を持っている生徒たちへ5月の早い時期(場所は未定)に月2回、土曜日の午前9時から12時頃まで数・英・国語科を指導。指導者として地域の元教諭や保護者、教師を目指す大学生などに協力を求めるという。
 町教委の説明に、林勉委員(政友クラブ)は「学校で教える教科以外なら分かるが、なぜ数・英・国なのか。塾を開くのではなく、学校教育の強化を図れば良いのでは。なぜ、地域が関わらなければならないのか理解できない」と反論した。
 これに対して町教委側は、同町での家庭学習時間が国や府のレベルより低いことを取り上げ「家庭で学習するという基本的な生活習慣が身についていないと思われる。学校教育だけでは身につかないものもあり、地域や保護者に家庭学習の大切さを知ってもらう場にもしたかった」と理解を求めた。
 また「(仮称)久御山まなび教室」については、地域を中心とした体験や遊び・交流・まなびを通じて、学校教育だけでは身に付かない「生きる力」、「豊かな心」を育むというもの。計画では、地域の公民館・集会場・公会堂などを活動拠点に土曜日の午前中、地域から選出したコーディネーターが指導者となって様々な体験活動や文化活動、異世間交流、伝統文化伝承などの活動に取り組むもの。
 活動を通じて「地域や家庭の教育力」と「地域コミュニティー」の再生に期待しているという。

ページの先頭へ


08年3月14日(金)

小、中学校の体制強化望む学校づくり

城陽市教委 苦い経験を教訓に…

(3月14日付『城南新報』)
 城陽市議会予算特別委員会では、教員経験のある阪部晃啓委員(自民党新風会)が「昨年6月からスチューデントリーダー、9月からは府教委から加配教員の派遣を受けて対応してこられた今池小。しかし、残念なことに管理職による問題も発生してしまった。次年度以降の西城陽中の教育体制について、生徒指導上の対策は」と質問した。

 藤井学校教育課主幹は「指摘の中学校に対する体制は市のスチューデントリーダーを厚くしたり、府教委と加配教員について調整を図っている。小学校とも連携して指導方針を立て、一枚岩となる学校体制を固める」と答弁。
 続けて、中村教育部長は「人、物、金のすべてが十分にあれば、ありがたいのだが、そのいずれもが厳しい。そのような状況の中で府教委から、どれだけのものを引き出せるか最後まで努力したい。小学校での苦い経験を教訓とし、さまざまな(生徒指導の)ノウハウを持つ中学校の指導力に期待している」と展望した。
 この件に関しては相原佳代子委員(市民ネット城陽)も「地域と保護者、学校がスクラムを組んで粘り強く対処することが大切。教職員が安心して勤められる職場環境を望みたい」と同じく現場を知る教員経験者として提言した。

ページの先頭へ


08年3月 9日(日)

銃で武装 市街地行進平和・憲法

京都・宇治で自衛隊が強行

(2008年3月8日(土)「しんぶん赤旗」)
080307jieitai3.jpg
京都府宇治市の陸上自衛隊大久保駐屯地の隊員が7日の早朝から、迷彩服姿で自動小銃を手に、市街地で徒歩行進訓練を実施しました。(写真は「九条守る宇治連絡会HP」より)

日本共産党や教職員組合、民主団体などの中止要請にもかかわらず訓練を強行したことに、市民から怒りの声があがっています。同駐屯地はイラク派兵実績も。

 同駐屯地によると、訓練を行ったのは第3施設大隊の約150人。うち約130人が、迷彩服姿で自動小銃を手に、府南部地域の国道や府道、市民が散策する堤防、住宅地のなかなど約30キロを行進し、夕方に同駐屯地に戻りました。

 夜明け前の真っ暗な午前5時半、若い男性隊員が駐屯地を無言で出発しました。隊員は20人から60人ほどのグループに分かれ、府道・宇治淀線を西へ一列に並んで行進。府営住宅に隣接する歩道を歩き、木津川の堤防に向かいました。

 駐屯地に中止の申し入れを行った新日本婦人の会宇治支部の水谷邦恵事務局長は「市民の生活場所を訓練の場として使い、平穏な住宅地や散策道を堂々と歩くことは本当に許せない」と語ります。

 同日朝には、日本共産党の宇治市議団と浜田よしゆき衆院京都6区候補が、駐屯地に隣接する近鉄大久保駅前で街頭宣伝を行い、訓練を強行した自衛隊を批判しました。

関連記事

ページの先頭へ


08年3月 6日(木)

自衛隊歩行訓練は中止を!平和・憲法 声明・見解

080306Jieitai.jpg
 3月7日(金)の早朝から夕方にかけて、自衛隊が大規模な徒歩行進訓練を行うことが明らかになりました。子どもたちへの影響が心配です。

 大久保駐屯地(午前5時30分出発)から大久保駐屯地(午後4時頃到着)までの間、隊員150名による30Kmの徒歩行進訓練とのことで、児童・生徒の登下校の時間帯に重なることになります。150名もの武器を携帯した自衛隊の隊列を目にすれば、子どもたちが恐怖を覚えることにならないか、危惧されます。また安全面や、通行の妨げになることも予想されます。
 こうしたことから、6日午後3時30分、宇治久世教組は陸上自衛隊大久保駐屯地に対し、下記のことを文書で申し入れました。

1.3月7日(金)実施予定の第3施設大隊の徒歩行進訓練は中止すること。
2.中止できない場合、
(1)武器の携行を行わないこと。
(2)子どもたちの目に触れない時間帯に行進すること。
(3)一般市民の仕事や通行の妨げにならないようにすること。

ページの先頭へ


08年3月 6日(木)

平和と民主主義の前進に誓い平和・憲法 地域共闘

宇治で山宣墓前祭

先駆者たたえ200人が参拝

080305Yamasen.jpg
(『洛南タイムス』3月6日付)
◆…「山宣」(やません)の愛称で庶民に慕われ、初の普通選挙で地元宇治から代議士に当選し、治安維持法の強化に敢然と反対して政治テロで刺殺された旧労農等の代議士、山本宣治(1889-1929)の命日にあたる5日、山本家のお墓のある善法墓地(宇治市宇治)で第79回山宣墓前祭が開かれた。

◆…新日本婦人の会・年金者組合有志コーラス(小笠原徳治さんギター伴奏)の「山宣追悼歌」で始まった墓前祭には200人が参加した。集いでは山宣祭実行委員会を代表して小松直人・実行委員長(宇城久地区労議長)が平和憲法や社会保障制度の改悪と闘い、日本と世界の平和、民主主義の前進のため全力をあげようと決意を込めてあいさつ。
◆…治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟府本部・岡本康会長、やましろ医療生協・佐藤京子理事長、新社会党府本部・池内光宏書記長、日本共産党衆院京都6区・浜田良之代表らが弔辞を述べ、不戦と民主主義に命をかけて戦った山本宣治の遺志を継ぐことを墓前に誓った。
◆…山本家を代表して孫の山本勇治さん(63)=医師、京都市=が「救急医療が崩壊し、患者のたらい回しを医師や病院のせいにしているが、これは医療にお金をかけない政治が悪い。命と健康を守り、世の中を良くするために闘った祖父の遺志を引き継いで奮闘しよう」とあいさつした。
◆…集いでは、改憲を阻止し、平和憲法を生かし日本と世界の平和と民主主義の前進のため全力をあげます―との「誓いの言葉」を確認。参列者が墓前に手を合わせた。


(以下は「城南新報」3月6日付=上の写真も)
 また、同日午後2時からは山宣ゆかりの「花やしき浮舟園」で茶話会も催され、京都民医連の岸本啓介事務局長が「医療崩壊の実態―現場は告発する」をテーマに基調講演。その後は、憲法への思いや平和への取り組みに関する意見交換のほか、硫黄島のドキュメンタリー映像の上映も行われた。

ページの先頭へ


08年3月 5日(水)

校区地域懇談会の声踏まえ、質疑地域共闘 小中一貫教育

宇治市議会一般質問

宇治小に開設の小・中一貫校で

(『洛南タイムス』3月5日付)
 宇治市3月議会一般質問は4日に行われ(中略)山崎議員が、24年度に宇治小に開校予定の小中一貫校を取り上げた。先月29日夜に開かれた宇治小校区地域懇談会(40人参加)で「見切り発車。降って沸いた計画」などの声が参加者から挙がったが、そうした声を中心に疑問を市教委にぶつけた。

「保護者説明不足、窮屈な学校に」
山崎議員 児童・生徒数の推移示し、疑問ぶつける
 山崎議員は「そうすると、市内の学校で耐震強度が最も低い宇治小を24年度までの4年間、放置するというのか。保護者や教職員へのこの間の説明も不足している。現、宇治小の敷地面積や開校後の児童・生徒数、確保グラウンド面積や周辺が風致地区であることなどからして、課題が多い。校舎を5階建てなど、上へ伸ばすということなのか。今でも体育の授業に不自由を感じているのに、窮屈な学校となってしまう懸念がある」などとして、市教委に見解を求めた。
 五艘教育部長は、一貫校設置を決定したこれまでの経過を伝えた後、「来年度から実施予定の基本設計で十分議論し、具体化をしたいと考えている。育成学級の遊び場確保も活動に支障のないよう調整する。市初めての取り組みのため、現場の先生や地域、保護者の声を聞きながら取り組みたい」と説明。
 さらに「しかるべき手続きを踏んだ後、節目ごとに地域などに説明を考えている。基本設計から実施設計に2年、建設に2年をとっているのは、学校現場の声も十分受け止めるためのスパーンを考えてのこと」と、理解を求めた。

ページの先頭へ


08年3月 4日(火)

わかもんTeRAKOYA平和・憲法 青年部 教育研究

080302OgiNaoki.jpg
 3月1日、2日、京都市で開かれた第49回京都青年教研(わかもんTeRAKOYA)は森住卓さん、尾木直樹さんの講演など、充実した内容で、参加した若者の心を揺さぶりました。

 フォトジャーナリスト森住卓さんの講演は主に沖縄戦の話。教科書から「集団自決」を消し去ろうとする動きを鋭く批判。「基地の中に島がある」とまで言われる沖縄とそこに生きる人々の思い、戦争の実態について写真と分かりやすい口調で語りかけて頂きました。戦時中は軍が絶対的な権力を握り、逆らうことも逃げることもできない。「鬼畜米英」に捕まったら最後、女は強姦され、男は八つ裂きにされる、と刷り込まれ、「集団自決」に追い込まれたのは紛れもない事実です。
 沖縄では戦争が終わり、「本土復帰」を経てもなお、米軍による占領状態が続いているのが現実です。米兵による少女暴行事件が発覚した後も事件は相次ぎ、米軍が居座っている以上、根本的な解決はないことは事実が示しています。

 教育評論家・尾木直樹さんは東京都足立区の例を紹介しつつ教育が市場原理にさらされ「商品」となっている現実を告発。フィンランドの教育政策と比較しながら、日本の教育政策を批判しました。
 ヘイノネン教育大臣の指導力のもと、フィンランドは現代を「知識基盤社会」と分析し、教育を消費の対象ではなく未来への投資ととらえ、私立も含めて完全無償化、競争ではなく国が責任を持って習得させる「習得主義」を採用、「学校は社会のロウソク」、「自分の人生のために学ぼう」を合い言葉に人材育成に力を入れた結果、現実の経済を立て直すことに成功しました。
 フィンランドをはじめ特に北欧では「子供の権利条約」を具現化する政策が当たり前に行われており、学校評議会のメンバーの過半数が子どもですし、たとえば遊び場を迂回するような道路が建設されるなど、道路行政にも子どもの意見が反映されています。政府が放つメッセージが国の姿を生き生きと変化させているのです。
 PISA調査の結果に一喜一憂し、点数を上げるために汲々としている日本の教育政策の貧しさが浮き彫りになりました。

 今年度の京都青年教研は、TeacherがRAKUにいこうや!という意味で命名された「わかもんTeRAKOYA」でしたが、今、若い教師は日々の仕事に追われ、疲れ果てているのが現実で、休みの日にこうしたイベントに参加する余力もありません。けど、参加して話を聞いたら視野が広がり、気持ちもRAKUになると思います。初めて参加したという新任の先生は「もう辞めようかと思うこともあったけど、仲間の先生と色々しゃべって元気が出てきた。2日間、とても多くのことを学んだ。」というような感想を述べておられました。

ページの先頭へ


08年3月 3日(月)

里山の梅林 春薫るほっとひといき 地域共闘

城陽の自然体験施設で「まつり」
演劇や歌多彩に
(『京都』3月3日付・写真も)
kunugimura.jpg

 里山の梅と自然を満喫する「くぬぎ村梅まつり」が2日、城陽市市辺の自然体験施設・くぬぎ村で開かれた。

音楽演奏や劇など多彩なイベントが催されたほか、手作り品の販売など出店も多数並び、地元の住民らが間近に迫った春を体感した。
 先月20日に始まった青谷梅林梅まつりとタイアップする形で、同村を運営する城陽生き物調査隊が中心となり初開催。近年放置が目立つ梅林に関心を持ってもらい保存につなげたい、との狙いがある。
 会場に至る道中や会場の一角にある梅林では梅はまだちらほら咲きといったところ。一方で、竹細工やてるてる坊主といった手作り品から、古本、食べ物など約20の出店がずらりと並んだ。
 特設舞台では地元の城陽民話の会による昔話をはじめ、出前ちんどんや演劇、歌などの披露もあり、訪れた親子連れらは梅林や竹林に囲まれた豊かな自然環境の中で思い思いに1日を楽しんでいた。
 この日は他に、JR長池駅から青谷梅林までを歩くスタンプラリーも行われた。

ページの先頭へ


08年3月 1日(土)

見切り発車、一貫校に待った地域共闘 小中一貫教育

教職員組合など呼びかけ

宇治小校区地区懇談会に40人

(『洛南タイムス』3月1日付)

 宇治市立宇治小学校(五ヶ庄三番割)を全面改築し、市内初の千人規模の小中一貫校として4年後に開校(2012年度)する計画について考える宇治小校区地域懇談会が29日夜、東宇治コミセンであった。
 

 宇治久世教職員組合が中心に立ち上げている「宇治市の小中一貫教育を考える会」を母体にした宇治小「小中一貫校」を考える会、同組合宇治小分会が主催した。
 懇談会では小中一貫教育の是非をめぐり「考える会」が提起してきた課題や、東京・品川区の小中一貫校を視察して浮上した課題について主催側が資料をふまえて紹介。
 9学年が一つの施設を使うことによる運営上の様々な問題点や5~7年に「中だるみ」が生じる――など生活指導上の課題。マンモス職員室での先生相互の意思疎通の課題について報告。
 出席者からの質疑では「耐震診断で真っ先に補強が必要な学校が宇治小と判明し、一番に改築されると思っていたら、いつの間にか一貫校にすり替わっていた」「子供の安全に最も必要な耐震補強を4年後に先延ばしするのでなく、宇治小の改築と東宇治地域にもう一つの中学校を作るという当初の目標に向けて地域の声を上げていく必要がある」「数年後に自分の子が宇治小に入るのに、そうした保護者に何の説明もないままに一貫校を作るというのはおかしい」など、降ってわいた一貫校計画に戸惑いの声があいついだ。
 主催側では懇談会の声ふまえ、改めて市教委にいろんな議論を出し合うための説明会や話し合いの場を確保していくことを確認した。

ページの先頭へ




カテゴリー



月別に表示

2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年