わかもんTeRAKOYA平和・憲法 青年部 教育研究
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3月1日、2日、京都市で開かれた第49回京都青年教研(わかもんTeRAKOYA)は森住卓さん、尾木直樹さんの講演など、充実した内容で、参加した若者の心を揺さぶりました。
フォトジャーナリスト森住卓さんの講演は主に沖縄戦の話。教科書から「集団自決」を消し去ろうとする動きを鋭く批判。「基地の中に島がある」とまで言われる沖縄とそこに生きる人々の思い、戦争の実態について写真と分かりやすい口調で語りかけて頂きました。戦時中は軍が絶対的な権力を握り、逆らうことも逃げることもできない。「鬼畜米英」に捕まったら最後、女は強姦され、男は八つ裂きにされる、と刷り込まれ、「集団自決」に追い込まれたのは紛れもない事実です。
沖縄では戦争が終わり、「本土復帰」を経てもなお、米軍による占領状態が続いているのが現実です。米兵による少女暴行事件が発覚した後も事件は相次ぎ、米軍が居座っている以上、根本的な解決はないことは事実が示しています。
教育評論家・尾木直樹さんは東京都足立区の例を紹介しつつ教育が市場原理にさらされ「商品」となっている現実を告発。フィンランドの教育政策と比較しながら、日本の教育政策を批判しました。
ヘイノネン教育大臣の指導力のもと、フィンランドは現代を「知識基盤社会」と分析し、教育を消費の対象ではなく未来への投資ととらえ、私立も含めて完全無償化、競争ではなく国が責任を持って習得させる「習得主義」を採用、「学校は社会のロウソク」、「自分の人生のために学ぼう」を合い言葉に人材育成に力を入れた結果、現実の経済を立て直すことに成功しました。
フィンランドをはじめ特に北欧では「子供の権利条約」を具現化する政策が当たり前に行われており、学校評議会のメンバーの過半数が子どもですし、たとえば遊び場を迂回するような道路が建設されるなど、道路行政にも子どもの意見が反映されています。政府が放つメッセージが国の姿を生き生きと変化させているのです。
PISA調査の結果に一喜一憂し、点数を上げるために汲々としている日本の教育政策の貧しさが浮き彫りになりました。
今年度の京都青年教研は、TeacherがRAKUにいこうや!という意味で命名された「わかもんTeRAKOYA」でしたが、今、若い教師は日々の仕事に追われ、疲れ果てているのが現実で、休みの日にこうしたイベントに参加する余力もありません。けど、参加して話を聞いたら視野が広がり、気持ちもRAKUになると思います。初めて参加したという新任の先生は「もう辞めようかと思うこともあったけど、仲間の先生と色々しゃべって元気が出てきた。2日間、とても多くのことを学んだ。」というような感想を述べておられました。
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