無理な「小中一貫校建設」は白紙に戻せ!声明・見解 小中一貫教育
昨日、小中一貫教育でリーフレットが保護者らに配布されました。この中には3つの事例が紹介されています。それぞれ、ホームページからの転載です。
呉市立呉中央小学校(呉中央学園)
内田洋行教育総合研究所(にしみたか学園)
平岩小中学校
当然ではありますが、それぞれ小中一貫教育のメリットを強調しています。しかし、実際には表に出ないデメリットもたくさんあるはず。ホームページのコピペ(切り貼り)で作成したリーフレットを保護者に大量に配布する宇治市教育委員会の姿勢には首をかしげたくなります。
一部の記事だけでなく、ホームページを隅々までよく読めば表に出てこないデメリットもなんとなく浮かび上がってきます。たとえば「日向市小・中一貫教育特区平岩小中学校」は、全国でも初めてとなる併置型(一体型)の小中一貫教育校ですが、各学年単学級。最大が5年生の31人で、ほとんどが30人以下の少人数学級です。宇治市が造ろうとしている(仮)第一小中一貫校とは規模も制度(宇治市は特区申請をしないと表明、40人学級を基本)も違い、参考にはなりません。9クラスしかなければ「入り込み授業」などの工夫はしやすいですし、運動場や特別教室が「かち合う」ということもないでしょう。それでも「すべての職員がそれぞれの免許にもとづき、小中双方の授業を担当することができるように全学年の校時程をそろえ」ているため、小学校の「中間休み」がないなどといった不都合が生じてきます。
17行にわたって引用している「にしみたか学園」の記事については教材会社の取材によるもので、そもそも公共の文書にふさわしくありません。
呉中央小学校のホームページにはわざわざ「平成19年度全国学力・学習状況調査 分析と考察」なるページがアップされており、全国・広島県と平均点を比較しています。宇治市教委は序列化や過度な競争に結びつかないよう、学力テストの結果は公表しない方針と聞いていますが、このホームページを引用していることに他意はないのか勘ぐってしまいます。
宇治小学校に中学校を併設し、一貫校にする計画が着々と進められていますが、そもそも計画自体に無理がありすぎ、予想されるデメリットが多くあることが明らかであるにもかかわらず、そのことをひた隠しにし、メリットだけを強調する市教委のやり方は許せません。
宇治市の中学校で最も敷地面積の狭い槇島中学校よりもまだ小さい場所に1000人規模の小中一貫校を造る必要があるのでしょうか。この際、計画は白紙に戻し、老朽化して耐震強度の低い宇治小を早期に建て替えることを強く要望するものです。
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