裁判員制度、理念と課題を検証女性部 地域共闘
宇治で母親大会を開催
(9月8日付『洛南タイムス』より)
「くわしく学ぶ 裁判長制度」を大会テーマにした第39回宇治母親大会が6日、宇治市生涯学習センターで開かれ、新しく発足した民主党の政権をしっかり見張り、命を守ることを願う母親、女性の声を挙げよう――との大会アピールを採択した。
大会は教職員組合をはじめ労働組合や新日本婦人の会、生活と健康を守る会など各種団体で構成する実行委員会(木下典子実行委員長)が主催(本紙など後援)した。
約150人の女性たちが参加した大会では木下実行委員長があいさつ。人形劇団京芸で35年間にわたって活動し、「平和ひとり人形劇」などオリジナル作品やオリジナル人形を抱えて各地で公演し、こずえ塾を通した後進の育成にも情熱を注ぐ枝松こずえさん(60)=京田辺市=が「死んだ女の子」、「京ことばで平和を語る」を上演。戦争を放棄した日本国憲法第9条をよりどころにした平和な社会の尊さをアピールした。
大会では弁護士の中村直美さん(京都南法律事務所、自由法曹団)が「裁判長制度とは」のテーマで講演。司法に対する国民の理解の増進と信頼の向上をめざして始まった裁判員制度の理念と課題についてわかりやすく紹介し、裁判員の守秘義務の緩和、取調べ全過程の可視化など自由法曹団として改善を求めている内容などにも迫った。
【岡本幸一】
戦争 絶対に認めまへん
宇治母親大会 人形劇など紡ぐ世界平和
(9月8日付『城南新報』より。写真も)
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第39回「宇治母親大会」=実行委員会(木下典子委員長)主催=が6日、宇治市生涯学習センターで開かれた。平和ひとり人形劇の発表や講演、大会宜言アピールなどがあり、約120人の参加者が子供や女性が幸せに暮らせる社会づくりへの誓いを新たにした。
人形劇では、人形劇団「京芸」=宇治市白川鍋倉山=元団員の枝松こずえさん(60)=京田辺市=が、亡くなってからも幽霊が我が子のために飴を買いに来る民話「あめ買いゆうれい」を基にしたストーリーなどを演じ、平和の尊さを伝えた。
枝松さんは幽霊の仲間内の会話から「戦後60年以上、(日本で)戦のなかったわけを語らしてもらってもよろしおすやろか」と切り出し、「よそさんの国とは仲良うして、戦はせぇしまへんゆうて3つの約束ごとを決めましたんや」と、日本国憲法を紹介。軍事費を福祉や教育、文化に充てることを呼びかけ「軍隊や武器は一切持ちまへん。私らは、私らの政府に戦争やるゆう権利を絶対に認めることはできまへん。これが世界に誇る憲法9条の戦争放棄どす」とテンポ良く語り、「子はこの世の宝。いいえ、あの世にいっても宝どっせ」と柔らかな京言葉で結んだ。
このほか、京都南法律事務所所属の弁護士・中村直美さんは開始間もない「裁判員制度」をテーマに講演し、制度の仕組みや課題・問題点を解説した。
最後に、参加者たちは憲法9条の堅持を盛り込んだ「いのちを生み出す母親は いのちを育て いのちを守ることをのぞみます」との大会アピールを胸に刻んだ。
同大会は、働く女性たちから強い要望があった保育所設置の取り組みの中で1964年、宇治久世母親大会として産声を上げた。その後、取り組みの輪は城陽市、久御山町の母親大会へと発展し、子育てや平和教育、安全な食物の問題など様々な要求、願いを込めた粘り強い活動に結びついている。
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