グラウンド2つ作るべき小中一貫教育
宇治市議会9月定例会の一般質問が28日に開幕し、初日は長野恵津子(公明)、菅野多美子(新世会)、平田研一(民主)、山崎恭一(共産)、中路初音(共産)、坂本優子(共産)の6議員が登壇した。
(9月29日付『城南新報』)
グラウンド2つ作るべき
山崎議員 小中一貫校計画で指摘
山崎恭一議員(共産)は小中一貫校を取り上げ「地元の多様な声を聞かずに強引に進めようとしている」と問題視。石田教育長は「説明会を聞いて、賛成に変わったとの声も聞かれる」と反論したが、山崎議員は「逆に詳しく知るにつれて、大きな問題があると認識が広がっている。特にグラウンドは呉市では3つ、品川区でも3校目からは2つ作った。先進地の教訓を無視して乱暴に進めようとしている」と批判した。
また、大規模化に関しても「御蔵山小では30学級を超えるとして通学区域の変更を行うのに、宇治小は政策的に大規検校を作ろうとしている」と指摘。栢木教育部長は「小学校、中学校それぞれで31学級以上とはならず、なおかつ、小学校1年生から中学校3年生の各学年の学級数は最も理想的な学年3~4学級という適正な規模である」と理解を求めた。
山崎議員は「真剣に考えてほしい。グラウンドの共用は破綻している。基本はそれぞれで確保すべき。伸び伸びと安全に学校生活が送れるようにすべきであり、今回の計画は狭くて欠陥のある学校だ」と再考を促した。
市内の他校比「面積小さい」
平田議員 小中一貫校で問題指摘
平田議員は宇治小敷地の小中一貫校に関して「保護者を中心に温度差がある。説明会の在り方に問題があるのではないか」と尋ね、石田肇教育長は「今後、さらに小グループでの懇談会の開催などを検討する」と答えた。
これに「不安は払拭されていない。市内の他校と比べると1人あたりの面積はかなり小さい。敷地、運動場が狭いと認めた上で議論しないと前に進まない。走りながら考えるにはリスクが有りすぎる」と指摘。石田教育長は「小中一貫校は黄葉公園など教育環境に恵まれた地域、地理的位置に整備をする。他校より恵まれた地理的条件を生かし、地域の教育環境の資源をフルに活用した教育活動を展開する」と理解を求めた。
また、御蔵山小・木幡小の通学区域変更について「性急すぎる。地域コミュニティは小学校を中心に作られる」と指摘。栢木教育部長は「できるだけ早い時期に再度、地域関係諸団体の皆様に説明と今後の活動に関する協議をお願いしたい」と理解を求め、平田議員は「紆余曲折あるが、市教委の対応は評価できる。ただ、関係者は不安を持っているので真摯に耳を傾けてほしい」と注文した。
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9年間同一校になることによって不登校から立ち直るチャンスを奪うのではないかという平田議員の質問は的を射たものだ。
宇治小学校では「小中一貫校」への移行をにらんだ校内体制の変更により、昨年度まであった不登校児童のための教室が廃止されたと聞く。
「小中一貫」の真の狙いがいじめ・不登校対策にないことを事実が示している。
参考リンク
宇治市小中一貫教育フォーラム
呉中央小学校
にしみたか学園
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