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ニュース 2009年10月

09年10月30日(金)

第41次宇治久世教研5教育研究

10月14日に開催された夏の教研の紹介。
事務職員部、養護教員部、栄養職員部が運営する分科会の様子です。
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【教育条件】
昇任・昇格制度についての学習会
 19年(20年度昇任昇格試験)実施のアンケートに基づき論議
65才退職制度と退職手当の動向―ライフプランの変更を余儀なくされる。
教員の負担軽減ワーキンググループの研究内容
  教員の軽減のためにまず事務職員の軽減を←やっぱり子ども手当を学校費、給食費等に充てれば、就学援助、徴収等の事務は不要になる

感想

  • 昇任、昇格―若い人(前歴のある人)の格付けがわかりにくい。
    65歳定年制がどうなるかで今後のライフプランがずいぶん変わる。動向に注意。
    子ども手当はぜひ、各家庭でなく学校に交付してほしい。徴収金未納問題、手数料問題等すべて解決できる。
  • 事務職員の昇任・昇格については、何度勉強してもよくわからないし、将来(退職や、年金や、仕事がどうなっていくか)の話をしていても、明るい見通しがないが、また色々な情報を聞いて、仲間の話を心の支えにして、何とか、明るく仕事を続けていく方法を見つけたい。
    「昇任・昇格について」、「論文」の資料を元に交流でき、大変勉強になりました。
    また、日頃の仕事のことや、退職、年金のことまで、いろんな話もできたので、有意義な時間を過ごせました。
  • たいへん勉強になった。
    それぞれの個人カルテを作成するのは若い人ほど難しいことが分かったが、若い人の参加が少なくて残念だった。
  • 昇任・昇格についてとても勉強になりました。色々交流することができ、良かったです。
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【からだ・保健】
インフルエンザに対する取組の交流
京教組養護部学習会報告(伏見深草保健所医師による新型インフルエンザ疫学調査より)
  • 「うつさぬためのマスク、もらわぬための手洗い」←子どもに教えること
  • インフルエンザの流行状況を調べるための統計の取り方
  • インフルエンザで重症化しやすい全身の病気 
  • 咳、くしゃみにより飛沫感染→両手を広げた距離だけ飛ぶ
  • 症状がある時はマスク「咳エチケット」
  • 学級閉鎖の期間
各校の様子交流
  • 濃厚接触者の出席停止について
  • インフルエンザの報告文書について
  • 学級閉鎖決定の基準
【学校給食】
城陽市と宇治市の民間委託について
感想
参加者が栄養教諭2人だけで、先生方の出席がなくさびしい分科会でした。

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09年10月29日(木)

第41次宇治久世教研4教育研究

2009秋の教研・教科別分科会、体育と英語の紹介。
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【体育】
3本のレポートをもとに研修
1本目は5年生の教材(ヘッドスプリングなど)
2本目はフラッグフットとはどんなスポーツなのかということの説明と教材としての価値について
3本目は夏の教研に引き続き、チアリーディングを使った組み体操
感想

フラッグフットの授業での取り上げ方など、具体的に分かりました。攻撃パターンを絞らせ、特にマイパターンを持たせ、不得意な子にも中心となって参加させる工夫が、実際に「生き」そうでやってみようと思いました。

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【英語】
レポート「どうすればいい?小学校の外国語活動」について、小学校の先生より報告
1 小学校英語活動の現状

  • 旧来の総学での英語活動ではAET中心で、子どもたちも楽しんでいたが、今年からは、担任が中心で、週1、年35時間で、まるで教科学習
2 問題点
  • 中学の英語で、支障は起きないのか?
  • 中学で、つながるのか、つながらなくてもいいのか?
  • 外国語の範疇なので広すぎる。
  • 中学校英語の免許のない者が教えていいのか?  
  • 母語も弱い中で勉強する値打ちあるのか?
  • 外国語として実際に、モデルをしてくれる物がCDしかなく、DVDやAET(ALT)が常時活動を共にしてくれない。
  • クラスの人数を変えることが、内容よりも先決ではないか?
  • 評価は導入されてないのでいいが、今後心配
  • 中学校としては楽しいイメージをぜひ持って小学校の英語活動をしてほしい。

感想

  • 英語の分科会に参加して、小学校に導入されつつある外国語活動についての実態を学びました。今でも教科の教材研究が大変なのに、さらに「英語」が入ってくることにより多忙になってきていることも聞かされました。国語力も不十分な児童に英語を導入することによる弊害も考えるべきだろうと感じる。
  • 小学校での英語教育が、かなり大変なことを知りました。発達過程など、児童1人1人の特性に合わせていかないといけないことを学びました。

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09年10月28日(水)

第41次宇治久世教研3教育研究

教科別分科会の続報
図工・美術分科会、音楽分科会の様子を紹介します。
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【図工・美術】
レポート、作品交流
O小M先生…季節や自然の美しさを感じる図工
「大根の花」「あじさいの花」「折り紙であじさい」
「かいこを育てたこと」→子どもたちに感動を与えた内容です。
うまい、下手ではなく、考えを表現することが大切なのだ。
M小…色々な素材を使った作品が多くあり楽しかった。ひまわり、ドーナツ、シャボン玉、あめ玉、桜、タケノコ、靴下、マフラーなど。作品の台紙の色の選び方で、作品の引き立ち方が違うので大切だ!!
O小…6年生は図工の時間が少ない。1年との交流でのことを表現した。白い絵の具は濁るので使わない。パレットの使い方も徹底的に指導している。筆洗の使い方も徹底。
参加者の感想

  • 今日の交流の中で絵に対する自分の発想の固さに気づかされ、それと同時に取り組んでみたいという意欲が高まった。今までは「白画用紙に絵の具」というような考えだったが、貼ったり、絵の具以外の道具を使ったりと…幅を広げてやってみたいと思った。
  • 子どもたちの色々な作品を見るとへぇとかほぉ~としました。今度やってみたい作品もあり参考になりました。

【音楽】
☆「だんごむし」「兄さん太郎は」「輝く夏の日に」「年輪」の歌を練習
☆レポート報告「子どもとつくる音楽の授業」
◎子ども達のようす…子どもらしい、屈託なく元気。リコーダーも歌も大好き。
   今は、リコーダー「もみじ」、合奏「風の丘」をやっている。
参加者の感想

  • 音楽分科会に参加して、I先生の実践報告を聞かせていただきました。休むことなく常に前向きに、新しい歌へと向かい、信念を持って実践されていることに感動しました。子どもたちの歌声も、とても芯があって、力強く1つになっている感じがして、素敵でした。ありがとうございました。
  • 昨年に引き続き、すばらしい実践をされているI先生から元気をもらいました。歌を通して、子どもと心が通い合うって素敵です。先生の人柄で、子どもたちも心暖かく、成長できると思います。子どもたちの声が明るいね。
  • 新しい曲や、楽しい話を楽しみに来ました。いつもながらのペースでクラスや音楽の授業をつくられている授業者。すごいなあと思いました。ありがとうございました。
  • 今日は、色々な楽しい曲を知ることができてうれしかったです。自分(教師)が好きな曲を子どもに教える、その曲のどこが好きなのかを子どもに伝え、いっしょに楽しんで歌えるといいな、と思いました。ありがとうございました。
  • I先生ありがとうございました。楽しい曲をたくさん教えていただいてとても勉強になりました。

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09年10月27日(火)

第41次宇治久世教研2教育研究

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教科別分科会、算数・数学と理科の様子を紹介します。

【算数】(上の写真)
レポート2本
参加者の感想

  • 2年生を担任していて繰り上がり繰り下がりで指をしきりに使う子どもたちをどう補充すればよいかと日々悩んでいます。やはり1年生において量としての数をとらえさせることをしっかりさせることが大切だということを学びました。5・2進法のよさも勉強になりました。
  • 久々の教研で、少し元気になりました。年齢を重ねるごとに経験だけでゴリ押ししてしまうように思っています。今日は、それを払いのけるように感じました。2本レポートご苦労様でした。
  • 少人数として4学年(3~6年)教えていると、つい教科書重視。教科書批判が出てドキッ!勉強せな!と思った矢先、教科書も使いようと話が出て、ホッ。しかし、日頃の勉強不足を痛感しました。よい刺激をもらってよかったです。
  • レポーターしましたが、色々と教えてもらえました。楽しみながら授業。算数は奥が深いし、こだわりながら、工夫が必ずいるというのが感じられました。
  • レポーターとして参加しました。初めての算数分科会でしたが、しっかり聞いて下さって、温かい雰囲気で話しやすかったです。又、面積の導入の仕方を教えていただき参考になりました。ありがとうございました。
  • 面積、体験を多く入れています。まず新聞紙で1㎡をつくり、グループ分全部合わせた6㎡を黒板に貼り、体育館で1aの周囲を走り、干拓田で計った1㎞から1㎢を想定し、いろいろやっても評価で900㎡=9aがなかなか換算できないのは、やはり、発達年齢と学習内容が合ってないからでしょうか。昔のたくさんの児童が理解できていない難しい算数がよみがえり、不安になります。
  • 時にはこうやって日頃教材に関して思っていることをぶつけ合わんとあきませんね。今ちょうど面積の勉強をしているところなので、いい勉強になりました。
  • 4年の算数の面積、タイムリーだなと思って参加しました。色々な先生方のお話をお聞きして、ああすればよかった、こんな方法があるんだと、今回はもう手遅れですが、次回指導の際には今日学んだことを生かしたいと思いました。
  • どこに行こうかとさんざん迷っての参加でしたが、やっぱり教研!新しい見方、考え方を知ることができてよかったです。学習する機会も時間も少なくなってきているのを感じている最近です。まあ、学んでいこうという意欲も、疲れからか減ってきているのも事実ですが…。自分を反省しつつ、レポートを出して下さった先生に感謝です。
  • 日頃は追われて授業をこなしてしまいがちです。じっくりと腰を落ち着けて実践すること、記録することも大切だと改めて感じました。
  • 1年担任です。教科書を中心に進めていましたが、12は10と2ではなく1から数える子がいて、ハタと足が止まりました。そこへ娘から1年生の孫のことで電話があり、「3つの数の計算になって宿題の時泣いたり、分からないと怒ったりして大変やねん、何かいい方法ない」と言われ、数図ブロックを持っていきました。使うようになって孫の顔が変わり「楽になった。無理はあかんなあ」と言っていました。自分のクラスのこのことと重なり、やっぱり何となく(繰り返したらいいんやと工夫せず)はあかんなあと反省しています。

【理科】(下の写真)
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6本ものレポートが集まり、それぞれを十分深めるということはできませんでしたが、多彩な実践から学ぶことができました。
また、分科会の中では、理科の授業づくりのためには、条件(人や物)作りが必要であることも多く出されました。
参加者の感想

  • 子どもたちが喜びそうな楽しい実験のアイデア、どんぐりのこと詳しく教えてもらって有意義でした。
  • 理科支援員としてのK先生の実践は「さすが」でした。退職された先生の貴重な能力をさらに生かす方法(ポスト)を用意すべきだと思いました。ぜひ理科教師の専科を!

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09年10月26日(月)

第41次宇治久世教研1教育研究

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10月14日(水)、17日(土)に開催された第41次宇治久世教育研究集会(秋の教研)の様子を報告します。

まずは教科別分科会から国語と社会
【国語】(上の写真)
レポート2本を元に意見交流
参加者の感想

  • みんなが忙しい中、教研に参加するというだけでも意味のあることだと思います。そんな中で、がんばっておられる先生方のレポートは、とても魅力ある、エネルギーにあふれたものでした。
  • 2人のやる気のある実践にまた私も元気を出さなくっちゃと思いました。がんばります。もう少しゆとりのある時にこんな実践が聞けたらいいなあと思いました。今日来るのは大変でした。
  • 教材研究の大切さを痛感しました。子どもたちのいいつぶやきを台無しにしていたかもしれないと反省です。「授業の中でクラスづくりを」私も目指してみたいなと思いました。大変勉強になりました。ありがとうございました。
  • 久々の国語分科会で、とても刺激を受けました。教師の教材研究の大切さを改めて感じました。昔は夜を徹して、教材研究もしたものですが…。やっぱり子どもたちと日々、楽しく子どもに力をつける授業を作っていくために、教材研究、頑張りたいと思います。ありがとうございました。
  • いままでの実践(自分)と違った文学の授業の進め方を学び、参考になることが多かったです。また、多くの先生の話を聞いて頑張らなければと思いました。若い先生たちにも話をしたいと思います。
  • 毎日の忙しさに終われ、レポートにまとめて、自分の実践をふり返る機会がないので、今回、良い機会を与えていただき、ありがたく思っています。いくつになってもあたふたすることが多い私ですが、皆さんのあたたかい言葉に励まされ、また、がんばっていきます。ありがとうございました。
  • どちらの先生のレポートもクラスの子どもたちと、子どもたちの要求や思いを全面に受け止めて実践されているなあと感じました。学ぶところが多かったです。ありがとうございました。
  • 長く特支学級を担任していて集団で学び合う国語の授業を忘れているところへ、とってもよい「刺激」を受けました。H先生の集団づくりも兼ねた周到な準備、M先生の子どもたちと学び合う授業づくりに学びたいと思います。
  • 「課題を持つ子を授業づくりの中で変えていく」という姿勢ですばらしい読み取りの授業をされているM先生の実践、すばらしかったです。対立を作り出す授業って、しんどそうだけど、子どもは楽しく取り組んでいるという様子、私も学び直したいと思いました。
  • 久しぶりに国語の分科会に出て、すばらしい実践を聞かせていただき、ワクワクしました。この夏、免許更新制で大学で学ばせていただいた時も思いましたが、教材研究のおもしろさ、大切さを今日改めて教えていただきました。「ちかい」もう一度読み直してみたいです。
  • 正直な感想は「すごすぎる。私はこんなにがんばれへんわ」て思ってしまったところもあるのですが、それでもやっぱり自分も子どもも「学んで楽しい」と思いたいと思いました。国語も好きやし。今日、この場に参加したことを自分のステップアップにしたいです。
  • H先生の「ニュースを伝え合おう」の実践、M先生の「くろつぐみ」「ちかい」の実践、どちらも国語教育の楽しさ、おもしろさを感じさせられたすばらしい実践でした。たくさん学ばせていただきました。ありがとうございました。

【社会】(下の写真)
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レポート3本を元に意見交流。小・中の交流も。
参加者の感想

  • 日々の実践をふり返る機会にしています。今年も書けてよかったです。あと2回、来年は音楽でレポートします。
  • 新聞活用の話。具体物の教材。社会科は未来のしあわせをつくる教科だという話、納得でした。
  • 久しぶりに宇治久世教研です。小学校の先生のていねいで、又楽しく子どもの興味を引き出す教材作りに「それが社会科実践の真骨頂」と感動しました。教科書通りではあきません。工夫して、がんばります。

P.S.
この間、教育会館のネットの調子が悪かったこともあり、教研の報告が延び延びになっていました。今日から順次掲載しますのでお許しを。(ホームページ管理者)

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09年10月 2日(金)

敷地拡大請願は「継続審査」小中一貫教育

宇治市議会文福常任委 宇治小の小中一貫校

市教委の対応、答弁不十分で

(10月2日付『城南新報』)
 宇治市議会の文教福祉常任委員会(堀明人委員長)が1日に開かれ、9月定例会に『未来に輝く新しい宇治小を創ろう会』(大下由起恵代表)が提出した『(仮称)第一小中一貫校の敷地面積拡大についての請願』を審査し、答弁不十分などから民主、社会議員団が継続審査を主張した結果、全会一致で「閉会中の継続審査」となった。

市教委が年内をメドに実施設計をまとめる方針のため、それまでには結論を出す予定。この間、与党第一党の民主・平田研一委員が「敷地、運動場が狭いと認めた上で議論を」などと再三指摘しており、市教委の今後の対応如何によってはスケジュールや計画内容の変更を余儀なくされる可能性もある。

 宇治小敷地で計画中の小中一貫校は2012年4月の開校を目指す。来年度から2カ年をかけて建設するべく、現在は基本設計に沿って実施設計を進めている。
 請願は「小中一貫校規模のグラウンド面積は文科省の設置基準で小学校6830平方㍍、中学校4170平方㍍必要とあり、合計1万1540平方㍍必要なはずが、基本設計では8400平方㍍しかない。市教委は同題ない」と説明しているが、小・中学生の学習活動の違いや狭いグラウンドで休み時間・放課後に体格の大きく異なる子供たちが一緒に過ごすことの危険性を考慮していない。1万1540平方㍍のグラウンド用地の確保を」と1412人分の署名を添えて求めた。
 委員会では帆足慶子委員(共産)が参考人招致を求め、全会一致で決定。堀委員長から請願趣旨の率直な思いを聞かれた同会代表の大下参考人は「敷地面積には以前から疑問の声があった。子供も教師も地域住民も安全面で不安を感じている。安全で安心できる敷地を確保してほしい」と訴えた。
 帆足委員は現状のグラウンド使用状況を尋ね、大下参考人は「使う場所が分けられており、鬼ごっこでもぶつかりそうになる。また、中学生の男子が女子にぶつかって脳しんとうを起こしたことを聞いた。中学生が小学生にぶつかると大ケガになる」と説明。浅井厚徳委員(無会派)は「具体的に、どう敷地を拡大してほしいのか」と聞き、大下参考人は「宇治小の隣接に広げるのが無理で黄檗公園を利用するなら学校周辺の駐車場、茶畑、農園を使って」と要望した。
 請願に対して栢木教育部長は「基本設計でメーングラウンド8400平方㍍、サブグラウンド950平方㍍、遊具スペースで760平方㍍の合わせて1万110平方㍍を確保する。支障なく教育活動ができる」と保護者の心安は杞憂であることを伝えた。
 浅見健二委員(社会議員団)は「地域の社会教育団体の利用も今まで通りできるのか。全国の小中一貫校ではグフウンドが2つあるところが多い」と指摘し、山下小中一貫教育課長は「社会教育団体の活動は今まで通りは難しい。時間的設定など工夫が必要」と答え、栢木部長は「グラウンドが1つのところもあり、今の状況で支障なく教育活動ができると確信している」と答弁。浅井委員は「黄檗公園の活用を考えられないのか」と尋ね、山下課長は「各中学校では公共施設を活用して部活をしており、十分に考えられる」と答えた。
 平田委員は「請願が不採択になると、一件落着と思うのか」と聞き、石田肇教育長は「他校より恵まれた地理的条件を生かし、地域の教育環境の資源をフルに活用した教育活動を展開すると一般質問で答弁したが、それは請願如何に関わらずに取り組む」と約束した。平田委員は「グラウンドは他校と比べて必要面積に足りているのか」と尋ね、山下課長は「子供の状況を踏まえ、教育環境向上を引き続き検討する」と答弁。平田委員は「黄檗公園利用にしても検討して駄目だったら困る。その担保は」と求め、石田教育長は「答弁は思いつきでなく、市教委の考え」と述べ、平田委員は「狭いと認識しているから色々考えてくれると思う。教育長をもう一度信じる」と請願採決までの猶予期間を与え、今後の市教委の動きを注視する姿勢を伝えた。
 採決では答弁の不十分もあり、民主2委員、社会議員団1委員が継続を主張した。他の委員は採決意向だったが、継続意見を尊重し、最終的には全会一致で「閉会中の継続審査」と決定。堀委員長は「9月議会に採決するのは事実上難しいが、できるだけ早い段階で採決したい」と9月議会閉会後の本会議までに結論を出す考えを示した。
 なお、文福委では4分割した小学校コンピュータの財産取得4議案の審議も行われ、先の議会運営委員会で落札率97.32~99.95%の高止まりを指摘する声がある中、この日も入札方法について質疑が行われたが、最終的には全会一致で可決した。


「審議尽くせず」と継続審査

宇治市会文教福祉委 小中一貫校のグラウンド面積拡大請願

請願人保護者が意見陳述 署名、請願に到った思いなど発言
(10月2日付『洛南タイムス』)
 宇治市議会文教福祉常任委員会(堀明人委員長)が1日開かれ、宇治小に24年度開設の市内初の小中一貫校で、グラウンド面積の拡大を求めて、同校保護者らで構成する「未来に輝く新しい宇治小を創ろう会」(大下由起恵代表ら)から1412人の賛同署名を添えて提出のあった請願を審査した。委員会では、請願者の大下さんを参考人として招致。請願提出に至った保護者の思いを陳述してもらったあと、委員会審議に入り、各委員が請願内容のグラウンド面積のあり方を中心に、市教委に答弁を求めた。質疑後、市教委答弁も含め審議が尽くされていない、との判断から採決で継続審査と決め、改めて委員会審議することにした。

 同会は8月上旬に発足、文部科学省の定める小学校と中学校のグラウンド面積の設置基準の合計面積となる1万1540平方㍍の確保を求めている。市教委は建設に向けた年内の実施設計の取りまとめを急いでいるが、基本設計で示した同面積はメインやサブグラウンドなどをあわせて1万110平方㍍。実施設計では、多少面積が前後するとみているが「小中一貫校であっても、運動場を小中学生が共有するものであれば、教育活動に支障がなければ、小中どちらかの設置基準を満たしておればよいというのが文科省の回答」と、市教委は設置基準をクリアしているとの判断を示している。
 請願では、「部活動に必要なテニスコートなども同規模の中学校と同じ程度に確保されていない。この面積では充分な教育活動も安全性も保障されない」とし、拡大を請願で求めたものだが、この日の答弁でも立地条件上、用地取得などで現有敷地を広げるのは困難と伝えた。スペースの狭さから、一部施設を地下構造としていることで、請願者は災害時対応の危険性や地域スポーツ団体へのグラウンド開放も制限されると危惧している。
 委員会で大下さんは「以前から面積には疑問を抱いていた。安全面でも不安。鬼ごっこなども存分に出来ず、人気のビオトープがどうなるかと、子ども達も心配している。中学生といっしょとなると伸び伸びした活動ができるかとの不安の声も聞いている。黄檗公園のグラウンドが借りられるならといった思いもある」などと、質問に答えた。
 参考人質疑のあと、栢木教育部長が一貫校で目指す学校づくりと「今後も、教育環境をさらに向上させる手立てがないかを十分検討する」と意見を述べ、各委員が市教委に質問した。
 浅見委員(社会)は「私が知る限り、大きなグラウンドを2つ確保しているケースが一貫校の場合、多いように思う」と指摘。市教委答弁を踏まえ、グラウンドの地域住民への開放について、懸念を改めて厳しく指摘した。浅井委員(無所属)は「子どもや親の不安を払拭し、新しい学校ができてよかったという準備を早く整えてもらいたい」と求め、帆足委員(共産)は同校の敷地の一部が風致地区に掛かっていることで、「緑化率はどの程度確保できるのか」と質問したが、市教委は「府と調整中」とした。
 宇治小校区の議員でもある平田委員(民主)は「当たり前の保護者不安が請願として出てきた」と発言。請願の重みについて質すとともに、「もし、請願が不採択となれば市教委のスタンスはどうなるのか」と質疑。石田教育長は「教育環境をさらに向上させる手立てを十分検討していくというのは、市教委としての考え方である」と言明。「教育長をもう一度信じる」として、同委員は質問を打ち切った。

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09年10月 1日(木)

市教組超勤裁判「3歩前進」勝利判決教職員の権利 組合活動 労安

20091001.jpg京都市教組超過勤務是正裁判で大阪高裁は、地裁の1人に続き、あと2人の訴えを認める判決を下しました。

(写真は報告集会であいさつする原告)
2004年1月20日に京都地裁に提訴して以来、5年9カ月あまりの歳月を費やしました。この間、情勢は大きく変化。文科省が行った勤務実態調査によって教職員の超過勤務の実態が明らかになる中、京都市教育長が超過勤務の是正を求める通達を出すなどの前進が見られるようになりました。

一審の京都地裁では9名の原告中、1名について京都市の安全配慮義務違反を認定。原告、被告双方が控訴し、今日の判決公判を迎えました。

判決言い渡し後、弁護士会館で開かれた報告集会では、原告団や支援者から「京都地裁では1歩前進だったが、今回2歩、3歩と前進することができた。これも長い間支えていただいた皆様のおかげです。」「子どもをとりまく教育環境を抜本的に改善し、教職員がいきいきと働き続けられる学校現場をつくるためにこれからもがんばりましょう」といった発言が相次ぎました。

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