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10年3月10日(水)

白紙求める請願「不採択」小中一貫教育

宇治市議会文福常任委 小中一貫校

(3月9日付『城南新報』より)
 宇治市議会の文教福祉常任委員会(堀明人委員長)が8日に開かれ、3月定例会に提出された『条件の整っていない(仮称)第一小中一貫校を白紙に戻すことを求める請願』を審査し、賛成少数で「不採択すべきもの」とした。

 請願は「グラウンド面積が狭く、安全上に問題がある上、児童・生徒の体力向上にも課題を残す」「3年間、グラウンドが一部しか使えず、児童・生徒に不自由な生活を強いる」などと問題視し「『多少の施設条件の不備は教育の内容で改善していく』との見解を市教委は表明しているが、土台となる教育施設が不安定ではどうしようもない」と指摘した。
 審査では請願者である『宇治小「小中一貫校」を考える会』の黒田いづみ代表を参考人として招致した。堀委員長は請願提出の経過を求め、黒田参考人は「小学生を伸び伸びと遊ばせ、中学生に思う存分クラブ活動をさせたい。授業と同じぐらい遊び、クラブも大事」と説明。帆足慶子委員(共産)は「市教委は1月31日の説明会を受けて『おおむね理解された』としているが、保護者はどう思うか」と聞き、黒田参考人は「おおむね理解は違っている。説明会でも計画に反対でなくても『困る』との意見があった」と市教委見解を否定した。
 栢木教育部長は「教育活動は支障なく行える。学校生活への影響を最小限に抑える。12年度開校に向け、英知を結集していく」と改めて見解を表明。質疑では浅見健二委員(社会議員団)が「同じような請願が3つ出ている。保護者のご理解が本当に得られているのか」と聞き、石田肇教育長は「請願3度の評価については、当局が判断すべきもの。賛成される方が、特別の声を上げることは少ない」と理解を求めた。
 討論では帆足委員と浅見委員が賛成討論、真田敦史委員(民主)が反対討論をそれぞれ行い、採決の結果「不採択すべきもの」となった。

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