「茶所授業」を演劇でほっとひといき
NPO法人山城こみねっと
神明小での郷土学習に一役
宇治市立神明小学校=神明石塚、中村浩之校長、633人=で12日、お茶をテーマにした3年生(3クラス108人)の授業があり、NP〇法人山城こみねっと(大橋敏裕代表)が演劇の手法による出前の茶どころ授業で児童たちを宇治茶の歴史に誘った。
代表の大橋さん(56)=宇治市伊勢田町若林=は昨年まで宇治市内の小学校で教壇に立っていた元先生。世代を超えた創作芝居集団「しんせんユニット」を主宰し、自ら手掛けた脚本・演出によるオリジナル劇を制作し、夏休みや冬休みに発表している。
茶どころ宇治にちなんだ闘茶や茶道などをテーマにした作品を手掛けるうちに「演劇とお茶という文化の力で山城地域に活を入れよう」と一念発起。NPO法人山域こみねっとを立ち上げ、府の地域力再生プロジェクト支援事業をふまえた活動を展開。神明小での出前の″茶どころ授業″はその第1弾となった。
音楽室での授業では大橋さん、妻の弥生さん、大阪の劇団「未来」で40年にわたって演劇活動に関わってきたスタッフ最高齢の植木吉弘さん(67)、大学生の橘佳佑さんの4人が登場し、クイズ形式で緑茶製法やお茶が日本で広がった理由、宇治茶が日本一となり、江戸時代にお茶壷道中として宇治から江戸まで運ばれた宇治茶の歴史について学習。
3年生は10日に日本茶インストラクターを迎えた府茶協同組合(小山元治理事長)の宇治茶ふれあい教室でお茶の種類を飲み比べる茶香服(ちゃかぶき)も体験している。子どもの「興味・関心」を切らさずに展開した演劇手法を駆使した参加活動型の45分間の授業に担任の先生たちは「児童が集中してて、とてもよかった」と脱帽。
首尾よく活動の第1弾をこなした大橋さんは「受け入れ体制などで心配したが、始めから子どもたちも和んでいて、良かった」と話し、初の取り組みに手ごたえをつかんだ。
山城こみねっとでは、お茶にまつわる本格的な演劇公演はもとより、お茶に関わるコント、パントマイムなど「1時間版」から「12時間版」までの「茶どころ授業」をはじめ、各種イベントや学校の授業などにも活用。コミュニケーションを育てる教育プログラムや演劇講座―なども用意している。
文科省の芸術体験授業や教育委員会の社会人講師枠など公的資金を活用した利用法なども詳しくアドバイスしており、問い合わせは大橋代表(電話43-4122、携帯090-6201-7531)まで。メールアドレスはkominet09@me.com
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