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ニュース 2010年04月

10年4月27日(火)

130人で宇治久世「春の教研」開催教育研究

 4月16日(金)宇治市産業会館で開かれた「春の教研」(宇治久世教研文化の部)は130人の参加で大いに盛り上がりました。

参加者の3分の1は35才以下の青年教職員。細田俊史先生(全生研全国委員・京都市教組)の話を聞いた青年教職員は「年に何度も学習会に行ってはると知り、刺激になった」「明日から気持ちを新たに子どもたちと触れ合いたい」などと話していました。

 細田先生は今年、異動でした。細田先生も慣れない初めての学校で、新たな出会いをされました。どのクラスにも必ずいる「孤立している子」「気になるあの子」に教師の方からまずワンタッチ。彼らの求めていることとは。

 俺の「生きづらさ」を分かって欲しい。私の「居場所」がほしい。俺も友達とつながりたい。
 子ども達に「今年の先生はいけるかも」といかに思ってもらえるかが大切だと。そんな細田先生の目指す先生像は、「世話を焼く先生」。困っていたら助ける。相談には親身になって聴く。誠実に対応する。間違えたときは謝る。ため口にもつきあう。

信頼の糸は細い。だから、それを毎日毎日紡いでいくしかない。

 親とも手をつなぐことが大切です。親には子どものがんばりを先に伝えておくと良いなど、先生自身の子ども時代の体験を交えて話されました。

学級をそれぞれが生きやすい場所にするための討論・討議ができる集団に

 「みんなで決めて、みんなでやろう」「自分の不利益には黙っていない」「ルールを作るルール」を身につけさせることが大切。
 教師1人だけの関わりよりも、子ども集団の関わりがあれば子どもはもっと育つ。子ども達の関わりを意図的に作り出し、集団の力を引き出す指導が必要。

今、どんな指導が求められているか

 荒れたり暴力を振るったりする子どもの「生きづらさ」を理解し、その言葉にまず応対すること。「好きで荒れる子どもはいないのだ」と子どもを信じ、教師の目から見て困ったことやひどいことをしていたとしても、その子はそうするしかすべがなかったと考える。対話の中でゆっくり言語化しながら「君のしたかったことはこういうことか?」と子どもが何を訴えているかをつかむ。
 そして、子どもの要求や願いを受け入れるだけでなく、「おまえ、そんなんでいいんか」と彼らの生き方に迫る人としての要求も出す。

 講演の結びに、「困難な時代に自分の経験だけでは教育という仕事はできない」と学びの場に身を置き続けることの重要性を強調されていました。

参加者の感想

  • 4月から嵐のような毎日で、忙しさの中で少しほっとできる時間になりました。今日は良い機会になりました。ありがとうございました。(中学校・男性)
  • 講演を聞き、子どもとの関わりに色々反省もしました。が、これから、また、本当の出会いができるよう、日々の関わり、つながりを大切にしていこうと思いました。これからがんばっていこうと思える話でした。(小学校・女性)
  • 今年の4月から常勤講師をしていて、悩みが多数ある中、このような貴重なお話が聞けて良かったです。ありがとうございました。(中学校・女性)
  • 年に何度も学習会に行っておられることを知り、刺激になりました。「好きで荒れる子はいない」という言葉、印象的です。ありがとうございました。(小学校・女性)

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10年4月 6日(火)

2010年度スタート!声明・見解

 昨年の総選挙で「政権交代」というものを経験しました。それまでの自民党、公明党による国民生活破壊の政治に「ノー」をつきつけ、国民本位の政治に期待しました。
 しかし、

景気回復、「普天間基地」問題、後期高齢者医療制度などの社会保障、「格差」是正は期待したほどの成果もなく、また与野党の政治家の「政治と金」の問題では「けしからん」「どっちもどっちだ」と政治不信が高まっています。

 「教育の危機」が叫ばれてから久しいですが、今日ほどその危機が実感させられるときはありません。実際に「教育基本法」が改悪され、全国一斉学力テスト、学習指導要領改訂、教員免許更新制度、教員給与制度の改変など、教育改悪三法の具体化が何の反省もなく進んでいます。

 また、教職員の多忙化、「働き方」が焦眉の課題になっています。長時間過密労働の実態が放置され、毎日の労働時間が10時間以上が常態化しています。教職員は疲れ切っています。「豊かで創造的な」教育を実現するためには、30人学級や教職員定数の大幅の増員が不可欠です。

 私たち教職員組合は、日々の子供の成長と発達をはげますために、何が大切かを考えて行動してきました。そして、教育は教職員、父母、地域の人々みんなが力を合わせてこそ前進するものであることを確信しています。

  • 今年も、授業のあり方・学校のあり方を考え合いましょう。
  • 「教職員評価」「学校評価」への取り組みを交流し、教職員が真に生き生きと実践できる学校づくりへと発展させていきましょう。
  • 教職員の「働き方」やその勤務実態の正しい解決につなげるために、労働安全衛生の各職場での取り組みをさらに強めていきましょう。
  • 今年度も宇治久世に、若い力が増えました。共に学び愛、がんばり合う同僚性豊かな職場づくりを進めていきましょう。
  • 「職場や組合」を前進させる新しいエネルギーが確実に育ってきていることに確信を持ちましょう。
  • 憲法の精神が生かされる教育、子どもたちが、今ある自分を輝かせ、未来への希望が持てる教育や学校の実現に向け、今年も共に努力していきましょう。

宇治久世教組執行委員長 富部炎(とんべ・もゆる)

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