130人で宇治久世「春の教研」開催教育研究
4月16日(金)宇治市産業会館で開かれた「春の教研」(宇治久世教研文化の部)は130人の参加で大いに盛り上がりました。
参加者の3分の1は35才以下の青年教職員。細田俊史先生(全生研全国委員・京都市教組)の話を聞いた青年教職員は「年に何度も学習会に行ってはると知り、刺激になった」「明日から気持ちを新たに子どもたちと触れ合いたい」などと話していました。
細田先生は今年、異動でした。細田先生も慣れない初めての学校で、新たな出会いをされました。どのクラスにも必ずいる「孤立している子」「気になるあの子」に教師の方からまずワンタッチ。彼らの求めていることとは。
俺の「生きづらさ」を分かって欲しい。私の「居場所」がほしい。俺も友達とつながりたい。
子ども達に「今年の先生はいけるかも」といかに思ってもらえるかが大切だと。そんな細田先生の目指す先生像は、「世話を焼く先生」。困っていたら助ける。相談には親身になって聴く。誠実に対応する。間違えたときは謝る。ため口にもつきあう。
信頼の糸は細い。だから、それを毎日毎日紡いでいくしかない。
親とも手をつなぐことが大切です。親には子どものがんばりを先に伝えておくと良いなど、先生自身の子ども時代の体験を交えて話されました。
学級をそれぞれが生きやすい場所にするための討論・討議ができる集団に
「みんなで決めて、みんなでやろう」「自分の不利益には黙っていない」「ルールを作るルール」を身につけさせることが大切。
教師1人だけの関わりよりも、子ども集団の関わりがあれば子どもはもっと育つ。子ども達の関わりを意図的に作り出し、集団の力を引き出す指導が必要。
今、どんな指導が求められているか
荒れたり暴力を振るったりする子どもの「生きづらさ」を理解し、その言葉にまず応対すること。「好きで荒れる子どもはいないのだ」と子どもを信じ、教師の目から見て困ったことやひどいことをしていたとしても、その子はそうするしかすべがなかったと考える。対話の中でゆっくり言語化しながら「君のしたかったことはこういうことか?」と子どもが何を訴えているかをつかむ。
そして、子どもの要求や願いを受け入れるだけでなく、「おまえ、そんなんでいいんか」と彼らの生き方に迫る人としての要求も出す。
講演の結びに、「困難な時代に自分の経験だけでは教育という仕事はできない」と学びの場に身を置き続けることの重要性を強調されていました。
参加者の感想
- 4月から嵐のような毎日で、忙しさの中で少しほっとできる時間になりました。今日は良い機会になりました。ありがとうございました。(中学校・男性)
- 講演を聞き、子どもとの関わりに色々反省もしました。が、これから、また、本当の出会いができるよう、日々の関わり、つながりを大切にしていこうと思いました。これからがんばっていこうと思える話でした。(小学校・女性)
- 今年の4月から常勤講師をしていて、悩みが多数ある中、このような貴重なお話が聞けて良かったです。ありがとうございました。(中学校・女性)
- 年に何度も学習会に行っておられることを知り、刺激になりました。「好きで荒れる子はいない」という言葉、印象的です。ありがとうございました。(小学校・女性)