荻野さんご両親より御礼資料集

公務災害認定のお礼

十年、一昔とはよく言ったもので、仕事半ばで娘を失った「逆縁」の悲しみ、力になってやれなかった無念さは大分薄らいできたけれども、心の片隅から消え去ることはありません。

度重なる「過労死裁判」の敗訴、故にほとんど諦めかけていたところへ、大阪高裁での逆転勝訴の朗報を聞きました。ただ一筋に、担当する教え子たちの成長と幸せを願って、困難な状況の中で、もがき苦しみながら必死になって頑張っている娘の姿が甦ってきました。

先日も(16年11月)、元同僚の先生方が「墓参り」を兼ねて、娘が育った故郷が見たいと私家を訪ねてきて下さいました。あいにく、私は畑仕事で留守にしておりお会い出来ませんでしたが、10年経っても忘れない「支えの大きさ」に嬉しくて、後で涙しました。『恵子は本当に報われてよかったなぁ。』と言ってやりたいと思います。

それにしても、長い道のりでした。公務災害認定を勝ち取る荻野会を初めとして、宇治久世教職員組合、京都教職員組合、また、弁護団の皆さんのねばり強い研究と運動の継続、更には元同僚の先生方や教え子の皆さんの協力やご支援も含めてこれまで支えてくださった多くの方々のお蔭と心から感謝を申し上げます。本当に有難うございました。

今後とも、ますます厳しさを増すことが予想される学校現場ですが、過重勤務で押し潰されるようなこと無く、教職員の方々が健康で安全に働き続けられる職場になるように祈るばかりです。

故荻野恵子の父母

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