ひとこと意見書抜粋資料集

裁判所へ届けられた教育現場の生々しい声 ひとこと意見書 - 総数151通

過労とストレスから難病になって

城陽市・小学校 元女性教員

教職を辞して3年が過ぎました。私は先生の仕事が大好きだったのですが、難病を患い、身体が言うことをきかず、定年まで4年を残してやむなく退職したのです。

先生という仕事は本当に体力も知力も要る大変な重要な仕事です。反面、人を育てるには又いろいろなハンディを持った(途中で持った)先生も子ども等には教育上必要なのではないでしょうか。いろいろな人がいてお互い支え合っていく教育がこれからの21世紀の課題だと思います。

私は9年前の夏、突然1週間で歩けなくなりました。その前から手や足のしびれは少しあり気にしていましたが、まさか急に歩けなくなるなんて思いもよりませんでした。診てもらって即入院、子どもたちや学校と離れる事程辛い事はありませんでした。過労とストレスの積み重ねだと医者は言いました。考えてみれば、学校から家に帰って家事もそこそこにして学校の仕事に明け暮れた日々でした。

辞めてつくづく思います。本当に休む間もなく学校に居る時間バタバタしていたと。今は3年前に比べて教員の超過勤務の状況はもっと大変です。荻野さんの思いがひしひしと伝わってきます。教師の健康と生命を大切にする教育行政を望みます。

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私たちが、「休んでいる暇がない」わけは・・・

宇治市・小学校  女性教員

私達の現場では、休んでいる暇がありません。休み時間にけんか(の仲裁)、給食指導に片付け、授業がおわれば会議、親との懇談、家庭訪問へと、何かあれば夜まで仕事です。その合間をぬって会議、提案に向けてのレジメ作り、子どものテストやプリントの丸付け、ノートへのコメントを赤ペンで入れるなど、日々追われ続けています。行事が近づけば、過度の研究や子どもたちへの指導が連日にわたって続き、疲れて何もできない状態になります。毎日35名前後の子どもたちをあずかり、教育と健康、生命を見守り育むことの責任の重さをひしと感じています。通信も出していますので、帰りは夜7:00〜8:00頃になる日がほとんどです。それでも、ノートやプリントがたまって持ち帰り、土・日にこなさねば終わらないこともあります。この現状を受け止めて下さい。教員の健康と生命の安全のため、十分この状況を汲みとって荻野さんのしんどさを分かって下さい。

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昼食を校門で食べたり、夜に食べたり・・・の中学校

宇治市・中学校 男性教員

私は中学校で生徒指導を担当しています。授業のない時間帯は、エスケープ生徒の指導や打ち合わせ、問題行動の指導等でいそがしくトイレに行くひまもない時が多いです。また、昼食時は校門指導をするため、昼食は厳冬期でも校門で摂ります。勤務時間が終わっても仕事は終わりません。放課後はその日に発生した問題行動の対応に終われ、家庭との連携のため、夜遅くなることが多いです。もちろん、夕食を食べる時間もありません。時間外勤務は、週に平均して20時間を超えることがほとんどです。30時間を超えることもよくあります。昼食時に対応する日は、夜に弁当(昼食)をやっと食べられるということも多いです。教材研究や書類の作成は、ほとんど帰宅してからします。深夜2時から3時頃までかかります。朝は5時に起床して家事をすませ、また学校へ行きます。このような実態の教師が決して私一人ではないことを理解してください。

私は、自分自身でもいつ過労死しても不思議ではない生活をしていることを自覚していますので、毎日の勤務時間、勤務の内容を記録しています。将来を担う子どもたちの為にも現実を把握してください。

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特定疾病を抱えながらの仕事

宇治市・小学校 女性教員

子どもの作品を高い壁にはり付けたり、カーテンのほつれを直したり、何度か「このままふらっとして下へ落ちたら私はどうなるのだろう。」そう思った事があり、その度に冷や汗が出てしまいます。直後考えることは何だと思いますか?私自身特定疾病で定期検査をしながら仕事を続ける状態。しかし教師の仕事には「ここまで」という限度がないため子どもに関わる仕事はやっぱりやります。プリントだって単に丸つけをしたりでなくどう書かせるかを準備したり、子どもが同表現したのかをチェックしたり、それをどう生かすかで悩んだり、期日までに返す物は、自分と家族との時間を削って間に合わせている。これが普通だとは思えません。自分自身にかえる時間まで仕事をしていて教師が伸び伸びと自信を持ってありのままの子どもたちを受け入れつつ教育を高めていくことが本当にできると思いますか?

法律が誰のためにあるのか、生きる権利を守ろうとする人達のためにあるはず。その病気にならないと理解できないのですか?愛する人が病気になったり死なないとその気持ちに寄り添うことができないのですか?

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